行政書士試験を受験したい!よくある疑問に現役行政書士が回答【2025年版】

これから行政書士試験を受験したいと思っている方の中には「事前に年収を聞いてみたい」「現職から見た将来性を知りたい」など、試験を受ける前に質問したいことが多々あるのではないでしょうか。

そこでこの記事では、現役の行政書士である私がよくある質問、行政書士試験を受けたい方からよくいただく質問について簡潔にまとめました。

2025年あるいは2026年の行政書士試験の受験を検討している方の参考になればと思います。

Q&A①そもそも行政書士の資格はおすすめ?有資格者から見てどうなの?

結論から言うと、行政書士の資格はおすすめです。

行政書士の資格には将来性もある他、別の資格の足掛かりになります。

たとえば弁理士。行政書士の資格を持っていると、難関である弁理士試験が一部免除されるというメリットがあります。

行政書士+ファイナンシャルプランナーなど他の資格と併せても使いやすいため、今後独立して仕事をしたい方や資格を使って仕事をしたい方、別の資格も取得したい方にはおすすめの資格です。

Q&A②行政書士試験を受けた後に稼げるか不安。現職から見て将来性はあるか?

行政書士試験を受ける際に「将来性がなければ受験しても意味がない」と考えてしまうこともあるかと思います。

私は現職で行政書士をしていますが、現職から見て行政書士は将来性のある仕事です。

なぜなら、若い世代が極端に少ないからです。

行政書士は退職するような世代で行政書士をやっている人が多く、若手層が手薄になっています。では仕事が少ないのかと言うと、そうではありません。仕事はあるのですが、若手が少なく、「仕事はあるが有資格者の数は少ない」という状況になってしまうと考えられます。

いろいろな業種が人手不足や若手不足に困っていますが、行政書士も同じ状況だということです。

行政書士合格者の年代分布につきましては過去記事にまとめました。

将来性を把握する参考資料としてチェックしていただければと思います。

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Q&A③行政書士試験に合格しても年収が低いと生活できない。現職の収入はぶっちゃけどのくらいか?

ネットを検索していると「行政書士は稼げない」「行政書士は儲からない」と書かれていることも多いので、資格を取った後の生活が不安という方もいらっしゃることでしょう。

行政書士は億万長者……とは言えませんが、頑張り次第ではそれなりに稼げます。

たとえば私の場合、年間の売上が1,000万円を超えています。ここから経費や税金を払うわけですから満額が儲けになるわけではありません。しかしながら生活はしっかりできていますし、FIREのための資産運用もできています。

行政書士は稼げない。行政書士は儲からない。こんなふうに言われますが、工夫次第では行政書士の資格でも稼げますし、問題なく生活できます。

仮に行政書士の仕事に向いていなくても、別の仕事の際に就職しやすいケースや、別の仕事に活かせるケースなどもありますので、「資格を持っていて損することはない」と言いたいです。

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Q&A④過去に行政書士試験に挑戦して不合格。2025年/2026年の再受験ならテキストは買い替えるべき?

過去に行政書士試験を受けて不合格になった人の場合、2025年や2026年に再受験するなら、必ずテキストを買い替えることが重要です。

なぜかと言うと、法律や制度は毎年のようにころころ変わるからです。行政書士試験のテキストはこうした変更点も踏まえ、毎年内容を精査・加筆修正した上で「〇〇年版」「最新版」といったかたちで出版されます。

古いテキストを使ってしまうと、間違った内容を覚えてしまう可能性があります。勉強には必ず最新版のテキストを使ってください。

なお、古いテキストがまったく役に立たないわけではありません。

古いテキストと新しいテキストの内容を比較しながら勉強する。古いテキストに掲載されている過去問を使う。このような勉強方法も可能です。ただ、間違った内容を覚えないためにも、メインで使うテキストは最新版をおすすめします。

Q&A⑤行政書士試験の勉強にどれくらい時間がかかった?毎日勉強すべき?

行政書士の資格を取るために必要な勉強時間は一般的に500時間~1,000時間だと言われています。

法律の勉強をまったくしたことのない人で800時間~1,000時間が勉強時間の目安です。大学の法学部を卒業している人や仕事で法律に触れたことのある人の場合は500時間~800時間くらいが目安になっています。

行政書士試験の独学は可能か?科目と勉強時間【現役の行政書士が解説】

具体的に勉強に何時間かけたのかは分かりませんが、行政書士の勉強のときは私もかなり勉強しました。

私は大学で法律に触れているので、その分の知識はあったつもりです。しかし社会人になってからの資格試験は意外と大学で学んだ知識を忘れているものなので、復習もかねて余裕を持ったスケジュールを立てることをおすすめします。

行政書士試験は難関試験のひとつです。法律を学んだことのない人の場合は「1,000時間かける」くらいの意気込みで頑張った方が良いかと思います。

Q&A⑥2025年4月からスタートしても行政書士試験に間に合う?

過去に行政書士試験の勉強経験がある人や大学・仕事などで法律に触れた経験のある人は、4月から勉強をスタートしても間に合う可能性があります。ただ、かなり短期間に猛勉強しなければならないため、生活や仕事、健康に影響が出ないよう注意が必要です。

はじめて行政書士試験の勉強をする人や法律に触れる人は4月からのスタートだとかなり厳しいかもしれません。ただ、可能性がゼロというわけではないので「やりたい」「やってみよう」と思うなら、挑戦してみてはいかがでしょう。仮に2025年の試験に落ちてもその勉強は2026年の試験に活かせるはずです。

これから独学で勉強をする場合は、「まず何をすべきか」をまとめた記事があります。参考にしていただければと思います。

独学で行政書士を目指すならまず何をすべき?

Q&A⑦行政書士の試験勉強におすすめのテキストはどれ?

テキストには相性があります。

口コミ評価だけを鵜呑みにせず、可能な限りご自身で中身をチェックして「自分が勉強に使いやすそうなテキスト」を購入することをおすすめします。

私が実際に使ってみて「使いやすい」「内容が充実している」と感じたテキストは別記事にまとめました。

なお、別記事でご紹介したテキストを勉強に使う場合は最新版を購入してください。

現役行政書士がおすすめする試験勉強のテキストはこれ!選び方も解説

Q&A⑧現役行政書士として働いていて「良かった」と思えるところは?

現役行政書士として仕事をしていて「良かった」と思えるところはたくさんあります。

私は行政書士の資格を使って独立開業・フリーで仕事をしているので、会社に勤務している方のように仕事時間が決まっていません。忙しい日は夜まで仕事をしていることもありますが、仕事が速く片付いた日などは半日で切り上げることもあります。

このように「〇時~〇時までは仕事」と決まっていないところ、つまり自分のペースで仕事を続けられるところは、行政書士として仕事をしていて良かったところです。

この他にも、自分の頑張りや宣伝方法の工夫次第で収入を増やせるところは、仕事をしていて良かったと思えるところです。

行政書士に転職するメリット|現役士業が経験から「良かったこと」を紹介

Q&A⑨行政書士の資格を取って仕事をする際に大変なこととは?

行政書士の仕事で大変なことは、仕事があればどんどんやってしまところでしょうか。

仕事があればあるだけやってしまう。休みを取るのが苦手。このような方の場合、かなり意識してスケジュール管理して(自分自身で休みを作らないと)、どんどん仕事をしてしまいます。

特に行政書士の仕事が軌道に乗ってくると「どんどん依頼がきて嬉しい」「上手く行っている」という気持ちもあり、休みを取ることすら忘れてしまうことがあります。

スケジュール管理や意識して休みを取ることなどは、やはり大変です。

行政書士の仕事をしていて大変なこと、良いことは記事として過去にまとめました。

別記事も読んでいただければと思います。

行政書士の大変なところ・良いところ

Q&A⑩行政書士になったら就職がおすすめ?それとも独立がおすすめ?

個人的には行政書士をやるなら独立開業がおすすめです。

独立開業なら仕事をやればやるだけ稼げますし、自分の仕事の実績は自分のものになります。仕事時間なども柔軟に決めることが可能です。

ただ、「自分は勤めている方が気が楽でいい」という方は、資格を取って行政書士事務所などに就職しても良いかもしれません。

ご自身が「独立開業でやりたいかどうか」なども踏まえて判断することをおすすめします。

行政書士が稼ぐなら独立開業の方がいい!と断言できる5つの理由

行政書士試験を受験したい!よくある疑問に現役行政書士が回答|まとめ

行政書士の資格試験などに関してよくある質問をまとめてみました。

当サイトには行政書士の仕事・試験に関して、有資格者の生の声や経験を掲載しています。私の経験から記事内容をまとめていますので、行政書士に興味のある方はぜひ参考にしていただければと思います。