努力型と天才型とは?資格試験に活かせるタイプ別の勉強法

人間には努力型と天才型が存在すると言われています。自分が努力型なのか、それとも天才型なのかによって向く勉強方法が違っています。資格試験の勉強方法に困っているなら、自分のタイプを参考にしてみてはいかがでしょう?

この記事では、

・努力型と天才型とは

・努力型と天才型の調べ方

・それぞれに向く勉強方法

3つのポイントについて解説します。

自分のタイプを知って、今後に活かしてください。

努力型と天才型とは?性格や勉強の傾向について

人間は努力型・天才型という2つのタイプに分けることが可能です。タイプは考え方や勉強方法の向き不向きなどに関係してきます。

まずは人間の努力型・天才型、その他など各タイプについて説明します。

努力型とは?

努力型とは、こつこつと勉強や仕事をして結果を出すタイプの人間です。勉強や物事に対してこつこつやって行く中で才能を伸ばすのがこのタイプなので、いきなり挑戦してみてもあまり良好な結果は出せません。

こつこつ地道にやる。その地道なこつこつにより結果を出す。これが努力型の特徴になっています。

日本の多くの人はこの努力型だと言われています。正確な比率については分かっていませんが、人が100人いればほとんどの方がこの努力型だと言われているのです。

なお、努力型でも人によってタイプが少しずつ違っています。物事の把握が早い努力型や、把握は遅いが理解した瞬間に爆発的に伸びるタイプなど、さまざまな努力型が存在します。

努力型の性格

努力型の主な計画傾向には2つにパターンがあります。

ひとつは地道さを好む真面目なタイプ。もうひとつのパターンはマイペースなタイプです。前者は生真面目な努力家的な性格をしており、後者は周囲に左右されない我が道を行くタイプになります。

努力型の勉強傾向

努力型は仕事も勉強も地道にこつこつこなします。夏休みの宿題や資格試験の勉強なども、少しずつこつこつと積み重ねて完成させる・結果を出すタイプです。

天才型とは?

天才型とは、こつこつやるのではなく、いきなり挑戦しても何となくできてしまうタイプのことです。物事をこつこつ習得するのではなく、感覚でいきなり掴んでしまうタイプが天才型だと言えるでしょう。

天才型は努力型よりこつこつやる必要はありません。「何をするか」にもよりますが、あまり勉強をしなくても資格試験に合格したり、仕事で良い結果を出してしまったりします。学生のうちにちょっとの勉強で難関資格に合格してしまうのもこのタイプです。

実務や勉強をこつこつやるより感覚派、あまり練習もいらないタイプ。これが天才型になっています。

天才型の性格

天才型は執着心が薄く飽きっぽい傾向にあると言われています。発想やひらめき、少しの工夫でできてしまうため、「地道にやろう」とはあまり考えません。

ひとつの物事を極めようというタイプも少ないと言われています。いろいろな物事をある程度のレベルまでこなし、そこで興味を失ってやめてしまうタイプだとも言えるでしょう。

また、人に「できたこと」を褒められることにもあまり執着しない、興味がないとも言われます。「やろう」と思ったら少しの練習でぱぱっとできてしまうからです。周囲から褒められても「さほど頑張ってわけでは」「できて当然なので」という気持ちがあるので、褒められることに対してあまりピンとこないのです。

天才型の勉強傾向

天才型の人は地道にこつこつ勉強するタイプではありません。資格試験の勉強なども、短期間で集中して行ったり、そもそもテキストをさっと見るだけでほぼ勉強しなかったりと、基本的に短期集中型・感覚型です。

努力で地道にやると言うより、感覚的にさらっと掴んでしまうと表現する方が近い勉強傾向になります。中には特に勉強をせず資格試験をパスする人もいます。

こつこつ積み上げるより、いきなり掴んでしまう。これが天才型の勉強傾向だと言えるでしょう。

複合型(天才努力型)とは?

人間の中には努力型と天才型の複合タイプも存在しています。

複合タイプは天才型と努力型を併せたタイプです。努力も必要ですが天才型の傾向もあるため、努力型より少ない勉強や仕事で結果を出せるタイプになります。感覚でも物事ができる他、こつこつ努力することも知っているタイプだと言えるでしょう。

複合型の中には天才型と努力型を使い分けるタイプの人もいます。たとえば難易度の低い資格や簡単な仕事、スポーツなどには天才型、難関資格の勉強には努力型というタイプの人が典型です。

複合型の性格

複合型の性格傾向は努力型が強く出る場合と、天才型が強く出る場合があります。

物事に対してこつこつ真面目に取り組むタイプに見えますが、その実、資格試験などの場合は感覚的にすぐ要点や知識を掴んでしまうタイプの人がいます。こういった人の場合は複合型の努力型が表に強く出ているタイプです。

あまり勉強していないように見えて、苦労せず結果を出している人がいます。このような人は天才型の側面もあり、もともと知識の習得が早いタイプです。しかし、こつこつ勉強する努力型の側面も持っているため、感覚で掴むところに加えて努力も積み上げて、大きな結果を出すことがあります。

感覚で習得するところと努力で頑張るところの2つの面がある場合は複合型です。

複合型の勉強傾向

複合型の勉強方法は努力型と天才型より複雑です。努力型の人はすべてにおいてこつこつ型ですが、天才型はすべてにおいてすぐに要領を掴んでしまいます。

複合型はどちらの側面も持っているため、一概に「努力が向く」「天才型の勉強方法がベスト」とは言い切りません。ケースや勉強内容によって努力型の勉強方法と天才型の勉強方法を使い分ける必要があります。

自分のタイプは?努力型と勉強型の調べ方

自分は努力型と天才型のどちらなのかを調べる方法は3つあります。

・今までの経験から調べる

・自分の勉強のタイプから調べる

・テストを使って調べる

自分のタイプは日常生活や仕事、勉強などに自然と出るものです。なので、自分の今までの勉強方法や仕事などを振り返ってタイプを判断する方法があります。

自分の資格試験のときの勉強方法や勉強スタイルなど思い返してみるといいでしょう。たとえばあまり地道に勉強せずに結果を出してきた場合や、感覚で物事を掴む傾向にある場合などは天才型の可能性があります。反対に、計画を立てて地道に勉強してきたという場合は努力型の傾向にあります。勉強の内容や資格試験、仕事によって「これは練習しなくていい」「これは地道にやった方がいい」など使い分けている場合は複合型かもしれません。

この他に、図形を使って自分のタイプを診断する方法があります。図形の見え方によって自分のタイプを判断するという方法です。

図形を使った診断方法については、分かりやすい参考先をご紹介します。10秒でできる方法ですので、自分に合った勉強方法やタイプの判断に迷っているなら試してみるといいでしょう。

https://trilltrill.jp/articles/3079618

最後に

自分がどのようなタイプか分かれば、自分のタイプに合った勉強や仕事ができます。

資格試験で結果を出したい。個人事業主をしていて、いまいち自分に合った仕事方法が分からない。士業として独立開業したいので、まずは資格取得を目指したい。このような場合は、自分は努力型・天才型・複合型のどれか判断し、そこから自分に合った勉強や仕事の方法を考えて行ってはいかがでしょう。