FIREを達成する人がやっている7つのこと

FIREは資金準備をして早々にリタイアし、リタイア後は資金の運用(不労所得)にとって生活費をまかなうことをいいます。

FIREについては別の記事で詳しく説明していますので参考にしてください。

FIREってなに?意味・考え方・方法を解説 FIREのメリット・デメリット

FIREを達成したい場合は先に達成している人たちに学ぶことも重要ではないでしょうか。今回の記事ではFIREを達成している人たちがやっている7つのことについて紹介します。

1.FIRE達成のために必要な金額を具体的に計算する

FIRE達成者がしている第一のことは、FIRE達成に必要な金額を具体的に計算することです。

FIREは「資金を貯めて早期にリタイアする。リタイア後は資金を運用し、運用により得る不労所得で生活すること」です。

FIREを達成するためには、リタイア後の生活にいくら必要か計算しなければいけません。FIRE達成者は漠然と「お金を貯めよう」と考えるのではなく、具体的にいくら必要か計算して目標額を準備します。いくら必要か計算して準備しないと、後から「足りなかった」「リタイアを早まった」という事態に陥るからです。

FIRE達成には年間支出の25倍の資産だというのが基本的な考えになります。年の支出が300万円なら25倍で7,500万円がFIREの達成金額です。

リタイア後は年間支出の25倍である7,500万円を年4%で運用し、運用益を生活費にします。必要な金額をきちんと計算しておかないと運用による不労所得と支出のバランスが取れないため、リタイア後の生活が破綻します。

FIREを達成し、なおかつ成功させるためにも、必要な年間支出や準備すべき金額の具体的な計算は重要です。

2.FIRE達成のために節約や支出の見直しをする

FIRE達成のためには現状の収支の見直しが必要になります。

FIRE達成のためには資金を準備しなければいけません。しかし、収入で好き放題に支出していては、準備できるものもできなくなってしまいます。よって、FIREを達成するためには現状の収支を見直し「必要な支出」「不要な支出」など、自分自身でチェックすることが重要です。また、チェックするだけでなく、不要だと判断できる支出については節約することも重要になります。

FIREで目標額を算出したが、その後に浪費によって資金が計画通りたまらない。これではFIREの達成は難しいと言えるでしょう。逆に考えると、FIREを達成する人は収支のチェックや節約ができており、その分をFIREの準備資金にできているということではないでしょうか。

3.どのようなFIREを実現したいか種類を決める

FIREにはリタイア後に仕事をしないフルFIREや、リタイア後も自分のペースで仕事をするサイドFIREなどの種類があります。

FIREを達成するためには「早めにリタイアして運用益で生活したい」と漠然とした考えを持つのではなく、もう一歩どのようなFIREの種類を達成したいかを決めておく必要があります。FIREの種類によって必要な資金額や目標が違ってくるのです。FIREの種類を決めていない場合、ゴールも分からず走り出すマラソンのような状態になってしまいます。

FIREを達成する人は最低限「リタイア後も働く(サイドFIRE)」「資金をしっかりためて運用益で生活し仕事はしない(フルFIRE)」「資金準備のハードルを下げるためリタイア後のマイナスは仕事の収入で埋める(サイドFIRE)」など、事情に合わせてFIREの種類を決めており、FIREの種類ごとに具体的な金額や目標、つまりゴールを設定しています。

サイドFIREについては別記事にもまとめています。別記事も参考にしてください。

4.自分に合った投資方法探しと資産運用の勉強をする

FIREを達成する人は自分に合った投資方法を見極め、資産運用の勉強も積極的におこなっています。

すでにお話ししたように、FIREはリタイア後に準備資金を運用してリターンを得て、そのリターンによって生活費をまかないます。また、FIRE達成を目指し準備を進めているときも、資産を効率よく増やすために基本的に投資を利用するのです。そうすると「投資についてよく分からない」では、FIRE達成の資金準備も、リタイア後の生活の維持も難しいことになります。

最低限、自分に合った投資方法であり、かつ、FIREを達成するために向く投資方法を利用できる知識が必要です。FIREには投資が関係するからこそ、投資知識が重要というわけです。

すべてのFIRE達成者が最初から投資の知識を有していたわけではありません。投資に詳しくすでに株や投資信託をやっておりFIREを決める人もいれば、投資知識がほぼゼロの状態で「早めにリタイアしよう」と考えて投資知識を磨く人もいます。仮にすでに投資をしている人でも、自分の生活を投資・運用が支えるようになるわけですから、さらに知識を深める必要もあるでしょう。

自分に合った投資方法は何か。FIRE達成のために必要な投資の知識。自分からFIRE達成と成功のために必要な投資知識をどんどん学ぶことが重要です。

5.FIRE達成/達成後のことを考えて人間関係を見直す

FIRE達成者は人間関係の見直しをしているという特徴があります。

交友関係が広がるとそれだけ出費も増えてしまいます。たとえば友人が多いと連日飲みに誘われたり、冠婚葬祭の出費がかさんだりしますよね。親族・友人・知人・仲間が多いほど付き合いの出費は増える傾向にあるのではないでしょうか。

たとえば、ABCの3人と知人でそれぞれ飲み会に誘われたとします。この場合、1回の飲み会代が3,000円なら合計で9,000円の出費です。しかし、知人がAだけなら出費は3,000円になります。付き合いがさらに増えると、出費ももっと増えることでしょう。

親族や知人、友人などを片っ端から断捨離するわけではありません。ただ、なあなあで付き合っており、飲み会などに誘われても「面倒だな」「嫌だな」という関係を維持する必要があるでしょうか。ときには人間関係の整理することも必要ではないでしょうか。

何となく付き合っている人が多いと、FIRE達成後にも冠婚葬祭などで不測の出費がかさむ可能性があります。FIRE達成のためにも、出費のもとになる「何となく付き合っている関係」については見直しをしてみてはいかがでしょう。

6.自分なりのストレス解消法を知っており実践している

FIREを達成するためにはある程度の節約は我慢しなければいけません。

しかし、我慢ばかりではストレスが溜まってしまいます。ストレスが溜まった結果、一気にやけ食いや買い物による大出費をしてしまっては、せっかくの節約が無駄になってしまいます。節約によるストレスで買い物や暴飲暴食をしたことで「失敗した」と落ち込んでしまい、さらなるストレスに繋がる可能性すらあるはずです。FIREを達成する前に挫折してしまいます。よって、FIRE達成者は適度なストレス解消法をよく知っていると言えます。

週に1回ちょっと贅沢して外食するなど、自分なりのストレス解消法を見つけることがFIRE達成の鍵ではないでしょうか。

7.FIRE達成後にどのような生活をしたいか思い描く

FIRE達成のために節約や資金準備の生活を送る場合、未来像を想像できないと続かないのではないでしょうか。早めにリタイアしてどのような生活を送りたいか具体的に思い描くことが重要です。

たとえば、仕事に追われていて、あまり趣味に時間を使えていなかったとします。めいっぱい趣味に時間を使いたいと思っていました。「FIREを達成する」だけでは持続が難しくても、FIRE達成後に趣味に思い切り時間を使っている自分を想像すれば、諦めそうになっても続けられるのではないでしょうか。

FIRE達成のためにも、リタイア後にしたい生活を具体的に想像することは重要です。やりたいことをメモにリストアップしておき、定期的に見返しておくと元気が出てきます。

最後に

FIREを達成した人がやっている7つのことをご紹介しました。

簡単にまとめると、

・目標/ゴールを明確にする

・無駄を切り捨て節約する

・ストレス解消を適度にする

・目的達成のために勉強する

・リタイア後を具体的に思い描く

の5つの集約できるのではないでしょうか。

どれも基本的なことですが、FIRE達成のためには重要なことです。あらためてゴールや勉強、将来像などについて考えてみたいですね。

いただいたURL(https://money.smt.docomo.ne.jp/column-detail/320525.html)の「やっていること」を記事化。元記事では5つですが、こちらは他記事も検索して5以上にしようとおもっています。