このブログ記事は、こんな方にオススメです。
①行政書士として独立を目指している方
②行政書士として独立して1年未満の方
あなたのビジネスが拡大するヒントになればと思います。
開業当時、『他の行政書士さんって、どうやって営業してるんだろう?』って、すごく興味があったので、私と同じ興味を持っている方向けに、私が思いつく限りの営業方法をオススメ度順にまとめてみました。
目次
営業方法① 飛び込み営業 オススメ度☆
私は、やったことないです。
飛び込み営業だけはやりたくなくて、他の営業法を試行錯誤してました。
非効率的かつ精神的疲労度が大きいので、オススメ度は☆1つです。
ただ、『下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる』方式で、飛び込み営業をやり続ければ、一定の業務受注・売上確保につながるらしいので、開業したてのときは、飛び込み営業もした方がいいかもしれないです。
営業方法② ホームページ開設 オススメ度☆☆
Jimdo等の無料でホームページを製作できるサービスを活用すれば、簡単に事務所ホームページを開設できます。
ただ、ホームページを開設したからといって、集客できるかというと、そんなことは全くないため、オススメ度は☆2つです。
定期的にホームページの更新ができるのであれば、検索順位が上がって問い合わせも増えるのでしょうが、私には、面倒くさ過ぎて無理でした。。。
まともな事務所ホームページを持っている行政書士は多くないので、もしかしたら、有効な営業方法になるかもしれないです。
営業方法③ ダイレクトメール送付 オススメ度☆☆
私は、今でも、小規模事業者持続化補助金の申請サポートに関する営業をする際に、ダイレクトメール送付をすることがあります。
ぐるなびやホットペッパービューティー等の情報サイトを活用すれば、ターゲットになりそうな飲食店や美容室などの事業者を簡単にリスト化できます。
ターゲットを絞ってからダイレクトメールを送付するためか、100通あたり2~4件のお問合わせがあります。
(無差別のチラシポスティングにおけるお問合わせ件数は、1,000通あたり2~3件が普通とのことです。)
ただ、ダイレクトメールの送付には、手間も送料も結構かかるので、オススメ度は☆2つにしました。
FAX DMを活用すれば、手間も送料も節約できるのですが、個人的にFAX DMが好きではないので、活用したことはないです。
営業方法④ 地方銀行・信用金庫への営業 オススメ度☆☆☆
地方銀行・信用金庫の営業担当者は、新規創業者・小規模事業者から中小企業まで、業種を問わず、幅広い人脈を持っています。
そのため、地方銀行・信用金庫の営業担当者からクライアントの紹介を受けられるようになると、安定的な業務受注につながり得ます。
ただ、クライアントの紹介を受けられるかどうかは、地方銀行・信用金庫の方針や、営業担当者の性格・やる気等にも大きく左右されます。
今まで、地方銀行・信用金庫に営業を掛けてきた感覚では、規模が大きい第一地銀よりも信用金庫や第二地銀の方が協力的です。
とりあえずは、自分の主要取引先銀行・信用金庫の営業担当者に、クライアントの紹介をしてもらえないか、リクエストしてみてください。
私は、地方銀行・信用金庫の営業担当者から、より多くのクライアントの紹介をしていただくために、営業担当者に補助金申請に合わせてつなぎ融資が必要になったクライアントを紹介したり、営業担当者から投資信託を購入したりしています。
また、クライアントの補助金申請書を作成した際には、クライアントからクライアントの主要取引銀行・信用金庫の営業担当者をご紹介いただいて、営業担当者にクライアントの補助金申請書をお渡しするようにしています。
地方銀行・信用金庫の営業担当者からすると、クライアントに関する資料がいち早く手に入ることになるので、だいたい喜んでいただけます。
そして、喜んでいただけた隙に、当事務所の業務内容と、クライアントの紹介が欲しい旨の簡潔な宣伝をしています。
営業方法⑤ 行政書士事務所等への営業 オススメ度☆☆☆
得意業務が被らない行政書士事務所への営業も、実はかなり有効です。
例えば、当事務所には、建設業営業許可に関する相談が年に数件あります。
ただ、当事務所では、建設業営業許可に関するサポートをしていないので、クライアントさんには、仲の良い行政書士事務所さんをご紹介しています。
その逆もあって、補助金申請書が得意でない行政書士事務所さんから、補助金申請を検討しているクライアントさんをご紹介いただくこともあります。
行政書士事務所に限らず、税理士事務所や社労士事務所、司法書士事務所などへの営業も効果的です。
営業方法⑥ HP制作会社等への営業 オススメ度☆☆☆☆
当事務所は、補助金申請に特化した事務所ということもあって、HP制作会社さんから、補助金を活用してECサイトを作成したい事業者さん等をご紹介いただいています。
HP制作会社さんからすると、当事務所がクライアントの補助金申請をサポートすることで、成約率や客単価が向上するため、Win-Winの関係を構築できています。
その他にも、厨房機器販売店さんから、補助金を活用して冷蔵庫を買い替えたい飲食店さんをご紹介いただいたり、
美容機器販売店さんから、補助金を活用して脱毛機を導入したいエステサロンさんをご紹介いただいたり、
工務店さんから、補助金を活用して店内改装をしたい美容室さんをご紹介いただいたり
広告代理店さんから、補助金を活用してフリーペーパー広告を出稿したいアパレルショップさんをご紹介いただいたりしています。
『クライアントの共有はできるが、キャッシュポイントが異なる事業者』との連携は、一度、歯車が回り出すと、継続的な業務受注につながるため、オススメ度は☆4つにしました。
営業方法⑦ 異業種交流会への参加 オススメ度☆☆☆☆☆
私は、開業してから6年以上、BNIという異業種交流会に参加していました。
BNIは、毎週1回開催されるミーティングへの参加が必須(数回の欠席で即刻クビになる)ということもあって、顔を合わせる頻度が高く、強固な人脈構築ができます。
私は、BNIで構築した人脈を通じて、地方銀行・信用金庫の営業担当者や、補助金申請書が得意でない行政書士事務所、HP制作会社、厨房機器販売店等々をご紹介いただいたことで、安定した売上を構築するきっかけを掴みました。
BNI以外には、守成クラブ・中小企業家同友会等の異業種交流会にも参加しています。
その他、倫理法人会やライオンズクラブ、ロータリークラブ、青年会議所、商工会議所青年部等々、様々な異業種交流会があります。
番外編① 紹介料の設定は効果的!
厨房機器販売店の従業員さんや、美容機器販売店の従業員さん等から、クライアントの紹介を受けて売上につながった場合、クライアントを紹介していただいた従業員さんに対して、売上の最大15%を紹介料としてお渡ししています。
従業員さんからすると、クライアント1社あたり2~3万円の臨時ボーナスがもらえることになるので、めっちゃ頑張ってクライアントを紹介してくれるようになります。
番外編② 営業したら終わりではない!
例えば、厨房機器販売店に営業を掛けて、『何かあったら、クライアントを紹介しますね!』となっても、そこから紹介が生まれる可能性は限りなくゼロです。
なぜなら、厨房機器販売店の方に“何か”が起こる前に、あなたのことをキレイさっぱり忘れてしまっているからです。
むしろ、営業が終わってから、ホントの営業がスタートすると言った方がいいくらいです。
私の場合は、営業の際に、当事務所のLINE@に登録してもらったり、Facebookでつながったりしてもらっています。
そして、LINE@やFacebookで、最新の補助金情報や会社経営に役立つ情報などを配信し続けることで、私を思い出してもらう頻度を上げています。
ちょくちょく思い出してもらうことで、“何か”が起きたときにも私のことを思い出していただけるようになるので、そこで、やっとご紹介をいただけるようになるイメージです。