行政書士1年目がこれだけはやりたい稼げる営業方法

行政書士になって「さあ稼ぐぞ」と思っても、まず何をすべきか分からない と困ってしまうのではないでしょうか。

私も行政書士1年目は資格を取得できたこと、これからは士業として仕事ができることに浮かれていました。ですが、冷静になって考えてみると、まず何をすべきか分からないのです。稼ぎたいという気持ちと収入を増やしたいという気持ちはあるのですが、「じゃあ何から着手すればいいのか」が分からないわけです。

この記事では行政書士1年目(あるいは2年目など、これから士業として仕事をしようと考えている人)に、「まず何をすべきか」を解説します。

・行政書士1年目、まず何をすべきか

・行政書士1年目が稼ぐためにやりたい営業方法

・行政書士1年目がしておきたいこと

行政書士として仕事をスタートする人や、これから仕事をはじめようと考えている人は、この記事を参考に今後の動き方について考えていただければと思います。

また、この記事は行政書士だけでなく、資格を使って仕事をしたい人全般の「まず何をすべきか」に答えています。行政書士以外の士業や他資格で独立開業を検討している人も、ぜひ参考にしてください。

行政書士1年目、まず何をすべきか

行政書士1年目にまずすべきことは「営業」です。

特に行政書士として独立開業する場合は営業が重要になります。

行政書士としてやって行くなら、

・どのような営業方法があるか知る

・営業方法を取捨選択する

・自分なりの営業方法を確立する

以上の3つが必須です。

なので、行政書士として「まず何をすべきか」と迷ったら、行政書士が使えそうな営業方法を調べて、メリットやデメリット、自分や業種への向き不向きを分析し、仕事を取れるように営業に力を入れましょう。

私も行政書士になってすぐ「何をすべきか」と迷い、営業方法の勉強や営業に力を入れました。結果、現在は営業で得た人脈などもプラスに働き、紹介などでかなり仕事を受けられるようになっています。

資格で仕事をする人は待っていても仕事は来ません。稼ぎたい。仕事が欲しい。そう思うなら、とにかく仕事を取れるように、足掛かりになる営業に力を入れるべきです。

行政書士1年目が稼ぐためにやりたい営業方法

行政書士の営業方法には次のような方法があります。

・SNS

・金融機関への営業

・ダイレクトメール

・異業種交流会、BNI  など

営業方法は向き不向きがあり、業種との相性もあります。

私の場合は行政書士になって一通りの営業方法を試し、じっくりと向き不向きや業種との相性を検討しました。それぞれの営業方法について、行政書士との相性や実際にやってどうだったのか、経験談も交えて解説します。

SNS

TwitterやFacebookなどのSNSは現代においてよく使われる営業方法です。行政書士1年目が「営業方法をどうしよう」と考えて、最初に思い浮かびやすいのもSNSではないでしょうか。

SNSも行政書士が使える営業方法ではあります。ただ、物凄くおすすめできる営業方法というわけではありません。なぜなら、SNSには次のような特徴があるからです。

・TwitterやFacebookにはライバルが多い

・画像付きの投稿などに人気が集まる傾向にある

・多くの人がさまざまな目的で集まっているので、ニーズのある顧客に見つけてもらいにくい

・インパクトのある投稿は炎上リスクがある

・頻繁に仕様変更がある

・仕事上の機密をもらしてしまう可能性がある

SNSはたくさんの人がいますから「集客に効果的だろう」と思うかもしれません。確かにSNSを効果的に使っている士業もいるのですが、SNSだけで多くのフォロワーを獲得し、そのフォロワーを見込み客にできるかというと「難しいのではないか」が本音です。

SNSはどちらかと言うと写真つきの投稿に人気が集まる印象がないでしょうか。商品を扱う店舗などは見栄えの良い写真を投稿できるかもしれません。しかし、行政書士など士業が「SNS映え」な写真を準備するとなると難しいのではないでしょうか。仮に準備できたとしても、その人たちは果たして行政書士の業務目当てでしょうか。映える写真目当てではないでしょうか。

SNSも他営業方法と併用しても差し支えありませんが、行政書士1年目がメインにするには効果と労力が合っていないというのが実体験です。

金融機関への営業

行政書士は金融機関と関係性の深い士業です。金融機関と言えば融資です。中小企業などは補助金・助成金の申請なども含めて金融機関と話しますので、金融機関から「この会社の社長さんの話を聞いてあげて欲しい」と連絡を受けることも少なくありません。

金融機関にあらかじめ営業をかけて顔を売っておくことは、おすすめの営業方法です。顔なじみになればそれだけ仕事関係の話が来やすくなります。金融機関には密に営業をかけておくことをおすすめします。

ダイレクトメール

個人や会社にダイレクトメールを送付することも営業方法のひとつです。

ダイレクトメールには「通販会社」のような印象があるかもしれません。実際は、行政書士がダイレクトメールを送付しても、それなりの反響は見込めます。

私が実際に営業方法としてダイレクトメールを中小企業・美容室・飲食店などに送付したときは、100通送って1~2件程度の反響がありました。営業の経験がある方は、この数字はそれなりに多いと感じるのではないでしょうか。ダイレクトメールの内容にもよりますが、営業としてある程度期待できる方法だと言えるでしょう。

ただし、ダイレクトメールの反響があっても、仕事として受注できなければ意味がありません。

行政書士1年目の場合は一気に反響があった場合や「ダイレクトメール記載の業務をこなせるか」などをよく考えて使う必要があります。先にある程度修行を積んで、ひとりでも対処できるようになってから使った方が良い営業方法かもしれません。

異業種交流会、BNI

異業種交流会やBNIという営業方法もあります。BNIや異業種交流会とは、別業種の人と交流して人脈を広げる会のことです。詳しくは別記事にまとめていますので、ぜひ参考にしてください。

BNIとは?行政書士の営業・人脈作りに役立つサービスを紹介

異業種交流会やBNIは私が行政書士をはじめてすぐ使った営業方法の中で最も効率が良かった方法です。異業種などビジネスの交流を広げ、ビジネスの人脈から仕事を紹介してもらうという方法になります。私の場合はBNIだけで年間120件以上の案件を紹介してもらっています。

BNIは「仕事のために人脈を広げよう」「ビジネス案件を紹介し合ってお互いを助けよう」という人ばかり参加していますので、SNSで闇雲に見込み客を探すより効率の良い営業方法だと言えるでしょう。

行政書士1年目でも基盤を固めたら、ぜひ検討したい営業方法です。

行政書士1年目がしておきたいこと

営業に力を入れる以外にも、行政書士1年目の人はしておきたいことがあります。

行政書士1年目がしておきたいのは「営業方法に磨きをかけること」です。

営業方法は実際に使ってみないと向き不向きが分からないこともあります。また、営業方法の中には地域性などもあるため、やはり使ってみないと分からないことも少なくありません。さらに、「この方法が良さそうだ」と思ったら、より営業を効率的に行える自分なりのノウハウを確立する必要があります。

行政書士1年目は営業方法を知り、営業を行う。その上で、自分の営業方法にさらに磨きをかけておきましょう。

行政書士の営業方法については他にも記事を書いています。別記事も参考にしてください。

現役フリーランス行政書士のリアルな営業方法を教えます!

行政書士の営業方法!現役がやってみて効果的だった方法

最後に

行政書士1年目にこれだけはやりたいことは「営業」です。

営業をしなければ仕事がなく、今後の売り上げ増加も見込めません。営業方法を知ると共に試し、取捨選択しておきましょう。営業方法を選んだら、さらに磨きをかけておくことも重要です。

営業で仕事を受けてもスムーズにこなせるように、仕事の基盤も固めておくようにしましょう。

→このあたりに興味のある人が多い印象だったので。

→異職種交流などを説明し、各記事に飛ばすイメージです。