日本の土地は基本的に自由に売買できます。
ネットを検索すると売り出し中の土地情報が多数ヒットしますし、日本で生まれて育った人の多くは「土地は自由に買えるから」「土地は自由に売れるから」という考えが当たり前という感じかもしれません。家を建てるときに「まず土地を買って」という方も少なくありませんよね。
ただ、土地の売買は自由という考えが当たり前でも、「やや特殊な土地」の場合はどうでしょう。無人島などは当然にように購入できるのでしょうか?
この記事では、日本の無人島の売買についてお話しします。
無人島は購入可能かどうかや無人島の相場、無人島の購入方法などを順番に解説します。
目次
日本の無人島は買える?購入の可否について
日本の無人島は個人でも購入可能です。
ネットを調べると販売中の無人島の情報が多くヒットします。
現在売り出し中の無人島は専門の業者を通すことで「自由に購入できる」が結論になります。
また、ネットに販売情報が掲載されていなくても、その無人島の所有者に直接交渉し、売ってもらうという方法も可能です。
いずれにしろ、無人島も売買できるという結論になります。
日本の無人島を買うなら相場はいくらなの?
日本の無人島を買うためにはどのくらいのお金が必要なのでしょうか。
こちらについての結論は「ケースバイケース」です。
宅地などもそうですが、土地の広さや立地など複数の要素で価格が決まります。
無人島も不動産なので、基本的には同じだと考えられます。
無人島によって広さや状態、アクセスなどが異なりますから、価格相場についても当然ながらケースバイケースが基本です。
ただ、ネットに掲載されている無人島の販売情報をチェックしてみたところ、安い無人島でも1,000万円前後の価格になっていました。高い無人島だと5億円以上の価格がついていましたので、数千万円~5億円以上が基本的な価格相場だと考えていいでしょう。
無人島1つで首都圏や大都市のかなり良い土地に大きな家を買える価格相場。
こう考えると、無人島はかなり資産価値が高いと言えるのではないでしょうか。
日本の無人島を買いたい!購入方法や手続きの流れ
日本の無人島を買いたいときの購入方法や手続きの流れは、基本的に土地や物件といった不動産を買うときと同じです。
まずは無人島を扱っている専門業者に相談し、それから購入手続きを進めるという流れが基本になっています。
日本の無人島を購入するメリットとは?
無人島を購入するメリットは3つあります。
無人島を自分の趣味に使える
購入した無人島は基本的に(法律などのルールの範囲内で)自由に使えます。
たとえばアウトドアが好きな方の場合、無人島を購入して、自分所有の島で好きにキャンプなどを楽しめるというメリットがあります。また、魚釣りが好きな方の場合、自分所有の島で釣りを満喫することも可能です。自分の島なのですから、誰かに遠慮する必要もありません。
キャンプ好きの方の中には森や山を実際に購入する方がいらっしゃいます。無人島も同じで、アウトドアや釣りが好きという方の趣味に使えるというメリットがあります。
購入した無人島をビジネスに使える
無人島は研修などビジネスに使うことも可能です。
ご自身の趣味に使うもよし。ご自身のビジネスに使うもよし。
自分の島ですから、使い方はかなり自由です。
無人島の相場次第では売却益を得られる
無人島は他の土地や物件と同じく、相場が上がったときに売却して利益を得ることが可能です。
たとえば1億円で買った不動産が1.2億円になれば、単純計算で2,000万円の利益です。
無人島には「価値が落ちにくい」というメリットがある他、不動産自体に「インフレに強い」というメリットがあります。
インフレに強く価値が下がりにくい資産として無人島を所有することも方法のひとつかもしれません。
日本の無人島を購入!想定される3つの注意点
仮に無人島を購入した場合、その無人島の所有者として維持管理しなければいけません。
無人島を購入した後に想定される維持管理の注意点について補足します。
当然だが無人島の固定資産税を納めなければならない
土地や物件を所有している方は、その不動産の税金(固定資産税)を納めなければいけません。
固定資産税は土地や物件を所有していると課税される税金なので、「その無人島を使っているかどうか」「無人島に住んでいるかどうか」は関係ありません。
無人島を所有している限り、当然ながら固定資産税を納税しなければならないというデメリットがあります。
なお、無人島の固定資産税を調べてみたところ、年間数万円~10万円くらいが税額の相場になっているようです。
無人島を所有できるくらいの資産を持っている人であれば、特に問題にならないような税額かもしれません。
無人島の管理をどうするかが課題になる
不動産を購入した以上、管理の責任が発生します。
無人島の管理をどうするかが問題です。
たとえば無人島をしっかり整備しておきたい場合、そのための費用や人員が必要になります。
こうした維持管理の負担が発生するという点がデメリットです。
無人島は売りたくてもなかなか売れないところも注意点
土地や物件などの不動産には流動性リスクがあります。
たとえば市場で取り引きされている債券や株式などは「お金が必要だ」というときにすぐ売却で換金可能です。
しかし、不動産は「売りたい」と思っても、なかなか売れないというリスクがあります。
この「すぐに売れないリスク」が流動性リスクです。
通常の土地や物件も売れないことは少なくありません。
無人島ならなおさらです。
無人島を買うためにはある程度の資産が必要ですから、通常の宅地や物件よりもさらに流動性という点ではリスクがあると言えるでしょう。
日本の無人島は買える?相場や購入方法とは?|まとめ
日本の無人島は購入可能です。
購入方法は基本的に通常の土地や物件と同じで、無人島を扱っている専門業者に相談し手続きを進めるという流れになっています。
ネットを検索すると、無人島の売買案件は意外とたくさんヒットします。
興味のある方はチェックしてみてはいかがでしょう。