クレジットカードにはそれぞれポイントプログラムが定められており、決済金額やカードのポイント還元率に応じてポイントが付与されるようになっています。貯めたクレジットカードのポイントは、
・決済のときにお金のように使える
・商品と引き換えできる
・投資などに使える
など、クレジットカードごとにいろいろな方法で利用できるよう工夫されています。
特に多いのが「1ポイントあたり1円として使える」といった決済時のポイント利用でしょうか。グループに楽天証券のある楽天カードに関しては、クレカのポイントを投資にも使えるようになっています。
クレジットカード会社が用意したカタログ商品と引き換えられるタイプのポイントもあります。JCBのプロパーカードなどはこのタイプですね。
クレジットカードのポイントは貯めておいて損はありません。貯めることによりポイントを買い物や投資に使えるなら、むしろ有効活用してしまった方が良いのではないでしょうか。FIRE達成を目指している方にもクレジットカードポイント活用はおすすめです。
この記事ではFIREを目指している方におすすめの「ポイントがざくざく貯まる使い方」と「FIREを目指している方がクレカポイントを有効活用するメリット」を解説します。
目次
FIREを目指す人にこそクレカのポイント活用はおすすめ
FIREを目指している場合「クレジットカードは持たない」という方は少なくありません。
クレジットカードを持っているとお金を使い過ぎる可能性がある。
クレジットカードの年会費を節約したい。
現金の方がお金の管理がしやすい。
このような理由からクレジットカードを持たないわけです。
クレジットカードを持たない派の方の意見も分からないわけではないのですが、FIREを目指すならクレジットカードは有効活用すべきです。また、FIREを目指す方ほどクレカのポイントも有効活用すべきです。
FIREを目指す方がクレジットカードを有効活用することやポイント活用することには次のようなメリットがあります。
クレジットカードで無駄遣いを防げる
現金で買い物をする場合、ATMなどでお金をおろす必要があります。たとえば「1,900円のものを買いたい」となると、1,900円ぴったりおろすことはできませんから、おろすとしたら2,000円になることでしょう。そうすると、100円余計におろすことになってしまいます。
仮に2,000円おろして100円のお釣りをもらったとしても、100円をATMに入金することは難しいですよね。現金払いだと「ときに予定より多くお金をおろすこと」「多くおろした分余計に出費してしまうこと」があるわけです。クレジットカード払いであれば金額より多くおろす必要はありません。
クレジットカード決済であれば無駄遣いを防げます。これはFIRE達成のために節約したい方や資金管理したい方にとってメリットがあります。
ポイントで節約できる
クレジットカードのポイントは買い物に使えます。ポイントを活用して節約し、その分をFIREの投資に回すことも可能です。FIRE達成のためにぜひクレジットカードのポイントを有効活用しましょう。
たとえば、貯めたクレジットカードのポイントを生活必需品の買い物に利用してはいかがでしょう。
日常的な決済で3,000ポイント貯まっており、1ポイント1円で使えるとします。洗剤やシャンプーといった生活必需品の買い物に貯めた3,000ポイントを使えば生活費が3,000円浮く計算です。その分をFIREの投資に回せば、3,000円分FIRE達成に近づきます。
ポイントをFIREに活用できる
楽天カードなど証券会社と提携しているクレジットカードはポイントを投資に使えるというメリットもあります。貯めたポイントを節約に活用するのも良いのですが、投資に使えるなら株や投資信託に使うのも良いでしょう。ポイントが5,000貯まっていれば、その分を投資に回せばFIRE達成に一歩前進です。
FIREを目指す人におすすめのクレカポイントを貯める方法
FIRE達成を目指す方ほどどんどんクレカのポイントを貯めた方が節約や投資にプラスです。ですが、クレカのポイントは基本的に決済で貯まりますから、ポイントをとにかく稼ごうとすると「無駄な買い物をしてしまった」となりかねません。これではマイナスです。
FIRE達成のためにポイントを有効活用し、さらにFIRE達成を目指す方にプラスにするためには、無駄遣いは控えつつクレカのポイントを貯める方法がおすすめです。
無駄遣いを控えつつクレジットカードのポイントを貯めるおすすめの方法は3つあります。
公共料金をすべてクレジット決済にする
水道や電気、ガスなど公共料金は生活するうえで欠かすことのできない支払いです。どうせなら生活上必ず発生する支払いは丸ごとクレジットカード決済に指定してはいかがでしょう。
電気やガスなど必要な支払いをすれば自動的にクレジットカードのポイントが貯まりますので便利です。
また、電気料の値上げなどが問題になっても、ポイントでいくらか還元を受けられます。これもまたメリットであると言えるでしょう。
税金もクレジット決済にする
税金の中にはクレジットカード決済に対応しているものが少なくありません。国税では相続税や所得税、法人税、消費税などかなりの数の税金が対応しており、むしろ対応していない税金の方が少ないと言えるでしょう。
地方税でも東京都などは多数の税金に対応しています。各自治体もスムーズな税の徴収を考えるとクレカ決済はメリットがあるでしょうから、クレカ決済の導入を進めている状況です(自治体によって対応状況が異なるため要確認)。
税金も必ず納めなければならないものですから、クレジットカード決済すれば効率よくポイントを貯めることが可能です。
国保などもクレジットカード決済にする
国民年金保険料もクレジットカード決済が可能です。クレジット払いに設定しておくことも可能なので、ポイントを貯める際は有効です。
年金保険料も必ず払わなければならないものですから、クレジットカード決済にしてしまった方がポイント分お得になります。
税金の制度利用の際もクレジットカード決済を使う
税金の制度の中にもクレジットカード決済が可能なものがあります。代表的なものとしては「ふるさと納税」でしょうか。
ふるさと納税がはじまった頃は納税方法としてクレジットカード決済はほぼ選べなかったのですが、現在はふるさと納税サイトが充実し、自治体の方も各サイトと提携しています。手続きが便利になったと共にクレジットカード決済も可能になっています。
制度の中でもクレジットカード決済が可能なものにはどんどんクレカを利用することで、より効率的にポイントを稼ぐことが可能です。
FIREを目指す人におすすめのクレジットカード
FIREを目指す方におすすめのクレジットカードは、ポイントを投資に使えるカードやポイントを稼ぎやすいカードです。詳しくは別の記事におすすめクレカをまとめていますので、ぜひカード選びの参考にしてください。
最後に
クレジットカードは「無駄遣いしてしまう」「金銭管理しにくい」などの話も耳にしますが、むしろ逆です。明細もありますし、1円単位で支払いできます。さらにポイントが貯まりますので、「節約したい」「FIREのためにお金をしっかり管理していきたい」「FIRE達成に一歩でも前進したい」という人ほどクレジットカードを使うべきです。
クレジットカードのポイントは買い物や投資に使えますので、
・月や年に必ず発生する支出
・必要不可欠な支出
などはクレジットカードでの決済をおすすめします。
決済によってポイントを貯め、投資や節約、そしてFIRE達成に役立ててください。