年末になると詐欺や窃盗が増えるって本当?あなたの資産は大丈夫?

2024年の秋から冬にかけて強盗事件が世間を騒がせました。SNSでの闇バイト募集なども大きなニュースになりました。東京オリンピックでの獲得メダル数の多さや大谷選手のMVPなど明るいニュースもあったものの、2024年末は不安になるニュースも多かった印象です。

2024年末だけというわけではありませんが・・・実は、年末になると犯罪が増えると言われています。強盗のニュースがクローズアップされたため「今年は犯罪が怖いな」と思うかもしれませんが、毎年わりと年末近くになると犯罪が増えるということです。

なぜ年末に犯罪が増えるのか、簡単な読み物としてご紹介します。

日本の年末の犯罪状況について

年末(特に10月~12月)は犯罪が増えると言われており、官公庁や自治体が注意喚起を行っています。

ネットを少し検索するだけで、さまざまな自治体の参考情報・注意喚起の情報が見つかるはずです。

https://www.city.imari.lg.jp/secure/4966/201312imari1.pdf

https://www.city.ichinomiya.aichi.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/039/738/201912.pdf

年末に犯罪が多くなるのは何も2024年だけの話ではありません。

前の年も、その前の年も同じです。

年末に犯罪が増加傾向になるのは、悪い意味で毎年の恒例行事のようなものだと言えます。

2024年は闇バイトや強盗なども盛んに取り上げられましたし、あらためて防犯や資産を守ることについて考えさせられた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今後も年末は恒例行事のように犯罪が増える可能性があるからこそ、ニュースで「強盗が」「詐欺が」と見て気になったときに、防犯や資産管理について見直してみてはいかがでしょう。

年末にどのような犯罪が増えるのか?

年末に特に増える犯罪は、

・空き巣

・詐欺

・窃盗

・強盗

・不法侵入

・車上荒らし

などです。

年末に特に増えるのは「物を盗む系」の犯罪です。

年末になぜ犯罪が増えるのか?

年末になぜこのような犯罪が増えるのでしょうか。

理由は5つあります。

年末は家を空けていることが多いから

年末年始は帰省や旅行などで家を空けていることも少なくありません。

そのため、空き巣犯や窃盗犯にとっては家々に置いてある財産を狙いやすい時期です。

また、年末年始は事務所や店舗に従業員がいないことも多いと言えます(会社やお店を休むことが多いから)

そのため、年末年始は事務所や会社、店舗なども犯罪者にとっては狙い目なのです。

多くのお金を手元に置いている可能性があるから

年末年始用にご馳走などを購入する方は少なくありません。また、年末年始に外出せずに済むように、食材などを買いだめする方も多いと言えます。

ご馳走の購入や食材の買いだめのためにはまとまったお金が必要です。生活必需品や食材、ご馳走の購入のため、年末はお財布に多くのお金が入っている時期です。だからこそ、お金を取りたいと思う側は狙いやすい時期になっています。

年末はボーナス時期だから

年末はボーナスの時期なので、お財布にも口座にもお金が入っていると考えられます。自分が「財産を取ってやろう」と思っている場合、やはりお金の多い時期を狙うのではないでしょうか。

ボーナス時期でお財布や口座にお金が入っている人が多く、詐欺や窃盗でより良いプラスを得られそうなので、年末は狙い目なのです。

クリスマスやお年玉があるから

年末はクリスマスやお年玉の準備があります。

クリスマスのプレゼントを買うためには手元にまとまったお金が必要になります。また、お年玉の準備のために、ATMからまとまった額のお金をおろしている大人が多いのも特徴です。

年末はお財布にまとまったお金が入っていることが多いため、窃盗犯などにとって美味しい時期なのです。

世の中が慌ただしく宴会も増えるから

年末は慌ただしいため、物忘れなどが増えるシーズンです。

慌ただしく他のことに気を取られている人からは財布など金目の物を盗みやすいことから、年末になると窃盗など財産を盗む系の犯罪が増えてしまうと言われています。

また、年末は忘年会などで飲酒の機会が多くなるのも特徴です。お酒を飲むと財布を忘れたり、判断力が低下したり、気が大きくなったりと、財産を盗みやすくなるのです。お酒を飲むような宴会が増えるため、盗む側にとっては絶好の機会になります。

資産は大丈夫?年末に見直したい防犯対策

年末は毎年恒例で詐欺や窃盗、強盗といった犯罪が増えることから、防犯対策が重要になります。

防犯対策としては、次のようなものが考えられます。

・ご近所や知らない人に財産や家を空ける予定を話さない

・ドアの鍵は二重にする

・インターホンをカメラ付きにする

・庭先を歩くと音の出る砂利にする

・防犯カメラやセンサー、ライトの設置 など

まとめ|2025年以降も資産管理・防犯の見直しを

普段は銀行や証券会社などに資産を置いている方も、年末になると買い物やお年玉などのために、手元にまとまったお金を置くことが多いと言えます。

窃盗犯のニュースを見て「うちは家にお金を置いていないから」と思う方も、年末は注意したい時期です。せっかく資産運用を頑張っても、犯罪被害にあっては意味がありません。今一度、防犯や資産の管理状況を見直してみてはいかがでしょう。