懸賞付き定期預金とは?おまけ付きのちょっとお得な預金を紹介

銀行などの定期預金には懸賞付き(おまけ付き)のタイプがあることはご存じでしょうか。

通常の定期預金は普通預金よりやや利息が高い程度ですが、おまけ付きの定期預金であれば「高めの利息+おまけ」になってお得です。普通の定期預金も台所用品のような粗品をおまけにもらえるケースが多いのですが、懸賞付き定期預金はそれとは違い、懸賞(おまけ)がサービス内容として約束されているタイプです。

この記事では懸賞付き(おまけ付き)定期預金をご紹介します。

懸賞付き定期預金とは?内容やどこで申し込めるのか

懸賞付き定期預金とは、定期預金に「おまけ(懸賞)」が付いているタイプの預金のことです。

おまけ内容はさまざまで、金融機関によって異なります。

懸賞付き定期預金の内容

懸賞付き定期預金の内容は金融機関・定期預金によって違っており、よくあるのは宝くじの付いたタイプです。このタイプの定期預金は、定期預金に申し込むともれなく宝くじがもらえる仕組みになっています。

宝くじは必ず当選するというわけではありませんが、仮に高額当選すれば、一気にお得になってしまいますよね。当選しなかった場合にも「もともとおまけでもらったものだし」とがっかりかんは薄いと言えるでしょう。

この他によくあるのは、「〇万円1口で抽選権プレゼント」といったタイプの懸賞付き定期預金です。

このタイプの懸賞付き定期預金は、預けた金額によって抽選権をもらえ、当選した場合には金一封を受け取れる仕組みになっています。たとえば「10万円の定期預金預け入れで抽選権1口」となっていた場合、10万円1口(回)で抽選を受けられ、当選した場合にお金がもらえるわけです。

https://www.shinkin.co.jp/arai/saving/teiki_yorokobi.html

この他に、一定金額以上の定期預金の預け入れがあれば、物をもらえるタイプなどもあります。「〇万円預けるごとにおまけとして物をプレゼント」というタイプの定期預金です。

物がもらえるタイプの定期預金は抽選ではなく、特定の金額で「物がもらえる」というおまけがほぼ確約になっているのが嬉しいところ。抽選でお金が当たるタイプや宝くじがもらえるタイプなどは、定期預金に申し込んでも当選するかどうかは運次第ですが、物がもらえるタイプは運にかんけいなくプレゼントしてもらえます。

「宝くじや当選権はちょっとやる気が起きないな(どうせ当たらないだろう)」という方は、物がもらえるタイプの懸賞付き定期預金がおすすめです。

もらえる物は金融機関・サービス内容によってさまざまですが、一例としては「お米」などがあります。定期預金を利用するとお米がもらえるなら、家計が助かりますしお得ですよね。

https://www.kinsan.co.jp/kojin/deposit/tora_gift2.html

懸賞付き定期預金を申し込める場所

懸賞付き定期預金は信用金庫や銀行などで申し込めます。地域の信用金庫などでよくやっていますので、「うちのあたりの銀行で聞いたことがないな」という方は、地域の信用金庫をチェックしてみてください。

なお、銀行や信用金庫によっても取り扱いが異なり、中には懸賞付き定期預金をまったく扱っていない(行っていない)金融機関などもあります。

利用先の金融機関などで懸賞付き定期預金の扱いがあるか、ホームページなどでチェックしてみると良いでしょう。あるいは、新しく口座を作るなら、懸賞付き定期預金などを実施している金融機関に申し込むことも方法のひとつです。

懸賞付き定期預金のメリットとデメリット

懸賞付き定期預金にはメリットとデメリットがあります。

資産運用ではある程度の資金を預金口座にプールしておくことが多いので、中には「懸賞付きの定期預金があるなら、資金プールに使おうか」と考える方もいらっしゃることでしょう。

懸賞付き定期預金はメリットもある反面、注意したいポイントもありますので、資産運用に組み込む際にはよく考えて利用してください。

懸賞付き定期預金のメリット

懸賞付き定期預金には2つのメリットがあります。

・おまけ付き以外は通常の定期預金と変わらない

・定期預金に加えて物や抽選権などのおまけがもらえる

懸賞付き定期預金はただおまけが付いているだけで、通常の定期預金と変わりません。通常の定期預金と基本的に手続きも同じであり、同じように使えるサービスになっています。通常と変わらない定期預金におまけが付いているわけですから、おまけがつく分お得だと言えるでしょう。

懸賞付き定期預金のデメリット

懸賞付き定期預金で注意したいのは2つのポイントです。

・扱っていない金融機関も多い

・利息が低くなっていることもある

懸賞付き定期預金で注意したいのは、扱っていない金融機関も多いという点です。懸賞付き定期預金を行っているのは主に地銀や地方の信用金庫などなので、大手の金融機関では扱っていないことも多いと言えます。

また、金融機関によっては、懸賞が付いている反面、定期預金の利息が低くなっていることもあります。懸賞より利息を取りたい方は、通常の定期預金の利息と懸賞付き定期預金の利息をよく比較した方が良いでしょう。

最後に|懸賞付き定期預金から少しずつ別の金融商品にステップアップ

ちょっとお得な定期預金である「懸賞付き定期預金」について説明しました。

「資産運用ははじめてで、いきなり株式などに投資するのは抵抗がある」という方は、まずはこういったサービスを利用してみてはいかがでしょう。その上で株式や投資信託、外貨、仮想通貨など、その他の投資・金融商品などを少しずつ知って行けば、資産運用に入りやすいのではないでしょうか。