不動産投資から住居まで使えるお得な0円物件(タダ不動産)とは?

不動産を人に貸して賃料を受け取るタイプの不動産投資は、投資に使える不動産が必要になります。ただ、投資に使う不動産を購入するためにはまとまった金額が必要です。そのため、このタイプの不動産投資は高額の初期費用がかかる点がデメリットになります。

不動産を貸して賃料を受け取るタイプの不動産投資では「不動産を準備する際の費用をどうするか」「どのように費用をおさえて不動産を準備するか」が問題です。

不動産投資の初期費用をおさえたいなら、0円物件(タダ不動産)を有効活用してはいかがでしょう。0円物件は投資用の不動産だけでなく、住居やセカンドハウスにも使えます。お得な不動産です。

お得な資産運用や投資の知識として、0円物件(タダ不動産)をご紹介します。

0円物件(タダ不動産)とは?

0円物件とは読んで字の如く「0円で譲渡を受けられる物件」のことです。「タダでもらえる物件」です。

一般的に物件など不動産は高いという印象があるのではないでしょうか。中古の戸建て住宅でも1,000万円以上の価格がついていることもざらです。不動産は高額商品であり、高い買い物なのです。

しかし、世の中には「いらないからもらって欲しい」「お願いだから誰か引き取って欲しい」という物件もあります。代価などいらないから誰かに物件を譲りたいというケースもあります。

0円でいいから誰かに譲渡したい。このような物件が0円物件です。

0円物件は実際にネットなどで譲渡を募集していますので、ちょっと検索するだけで専門のサイトや譲渡募集案件がヒットするはずです。特に有名なのは次のようなサイトになります。

https://zero.estate/

なお、0円物件という名前で募集している譲渡案件の中にはタダ土地も混ざっています。

0円物件ならぬ0円土地です。0円土地は「タダでもらえる土地」になっています。

0円物件はなぜタダなのか?

物件や土地も不動産ですから、他人に0円で譲渡したい方はあまりいないことでしょう。ただ、物件や土地の中には「売れない」「手放したい」などの事情を抱えているものが少なからずあります。そういった事情を抱えているからこそ、「0円でもいいから誰かもらって欲しい」と募集をかけているわけです。

0円物件や土地が抱えている主な事情には次のようなものがあります。

・経年劣化などにより売却しても大した価格がつかない

・辺鄙な地域にあり、売却が難しい

・売却のためには解体しなければならないが、解体費用でマイナスになってしまう

・売却しようと頑張っても売れなかった

・訳あり物件など不動産自体に事情があり売却が難しい、あるいは価格がかなり低くなってしまう

・維持管理に困っているので、タダでもいいので誰かに譲りたい

・すでに家があり、古い家を相続したので、古い家の方は使える人に有効活用して欲しい

・さほど高く売れないので、売却手続き自体が面倒である

このような事情の他に地域活性化の一環として0円物件や0円土地を行っていることがあります。

不動産を安く、あるいはタダで譲渡することで別の地域から人が引っ越してきて人口が増えるかもしれませんし、事業に使ってくれて地域の活性化に繋がるかもしれません。自治体にもメリットがあるからです。

空き家対策や放置土地の対策にもなるため、自治体自体が0円物件や0円土地の譲渡をサポートしていることもあります。

0円物件も不動産投資に使える!

0円物件は不動産投資に使えます。

すでにお話ししたように、不動産投資では貸して賃料を得る物件を準備する必要があります。すでにアパートやマンションなどの物件を持っていればいいのですが、そうでなければ不動産売却などで物件を準備するしかありません。不動産を買うためにはまとまった費用がかかるため、資産運用や投資の方法の中では特に初期費用がかかる方法だと言えるでしょう。

0円物件を有効活用すれば不動産投資の初期費用をおさえられる可能性があります。0円物件だからといって必ず状態が悪いわけではありません。中には目玉商品のような0円物件や、立地の良い0円物件などもあります。

0円物件を不動産投資に使ってはいけないというルールもありません。良い0円物件を見つけて譲ってもらうことで、よりお得に不動産投資をはじめられます。

0円物件は個人事業主や起業にもお得

0円物件は個人事業主や法人のオフィスとしても使えます。

個人事業主や法人の場合、どうしても東京など首都圏/大都市/都市部にオフィスを構えなければならないケースもあることでしょう。しかし、中には「ネット環境があれば問題ない」という業種もありますし、「パソコンを使えれば空き家や自宅がオフィスでも問題ない」という個人事業主もいるはずです。0円物件を譲り受けてオフィスにすれば、上手く行けばオフィスの費用を節約できます。

また、在庫をストックする倉庫が欲しい法人の場合、0円物件を有効活用すれば倉庫代や賃料を節約できる可能性があります。

0円物件は不動産投資の初期費用節約方法としても使えますが、オフィスや倉庫の費用節約にも使えるわけです。

0円物件(タダ不動産)のメリットとデメリット

0円物件にはタダという魅力があります。しかしながらデメリットもあるため、譲り受ける際には注意が必要です。0円物件のメリットや注意したいポイントを分けて説明します。

0円物件(タダ不動産)のメリットはお得さなど

0円物件には複数のメリットがあります。

・物件や土地をタダ(あるいは超格安)で手に入れられる

・倉庫やオフィス、収益物件への初期費用を節約できる

・使途に制限がない(セカンドハウスやオフィス、投資用不動産などさまざまな使い方が可能)

・修繕などをして人に売却することも可能

0円物件の大きなメリットはやはり「タダ」というところです。

古い物件も買うとなるとまとまった金額がかかります。しかし0円物件なら購入費用はゼロ、タダで不動産を入手できます。不動産の相場を考えると、これは大きなメリットだと言えるでしょう。

また、0円物件を譲り受けた後に使途の制限がないところもメリットです。自分の住居用やセカンドハウスなどにできる他、倉庫やオフィスなどにもできます。この記事で説明しているように、賃料を稼ぐための投資用不動産としても活用可能です。

0円物件(タダ不動産)のデメリットはリスクなど

0円物件は非常にお得ではありますが、デメリットも少なからず存在します。

・訳あり物件や土地も多い

・修繕が必要な物件が多い

・譲渡の際の手続きを自分で行わなければならない

・物件や土地自体はタダでも手続きにはお金がかかる

0円物件には「本当にタダでいいの?」と思えるようなお得な物件、土地もある反面、訳ありで売却が難しい物件や土地も含まれています。売れないからこそ「タダでもらって欲しい」と0円物件の譲受人を探しているわけです。訳あり物件や修繕が必要な物件なども多いため、注意が必要です。

また、不動産会社で物件や土地を購入すれば、譲渡手続きをしっかりサポートしてもらえます。しかし0円譲渡は基本的にもらって欲しい人ともらいたい人が個人で行うため、手続きは自分です。

司法書士や弁護士などを依頼する場合や登記する場合、契約書を作成する場合などは金銭的な負担が発生します。こちらについても注意が必要です。

まとめ|0円物件を使えばお得に不動産投資できることも

0円物件はタダでもらえる物件で、ネット上に情報が多数掲載されています。0円物件にはお得な物件もありますので、良い物件を見つけられればかなりお得です。

0円物件はオフィス、自宅、セカンドハウス、不動産投資の収益物件などとして使えます。不動産投資は物件の準備(初期費用)にまとまった資金がかかるため、0円物件を活用することで初期費用をおさえられる可能性があります。

さまざまな活用方法が考えられますので、投資や資産運用、不動産の買い替え、事業などに0円物件の活用を検討してみてはいかがでしょう。