行政書士試験の前にしていたこと・気をつけていたこと【有資格者の体験談】

行政書士試験は毎年11月に行われます。夏の終わり頃になると、行政書士試験の受験生は「そろそろ試験が近くなってきたな」とそわそわするのではないでしょうか。

行政書士試験を控えた方は「試験に合格するためには事前に何をすべきだろう?」と考えることでしょう。さらに根を詰めて試験勉強するべきなのでしょうか。それとも、息抜きすべきでしょうか。行政書士試験の直前は何をするのがおすすめなのでしょう。

行政書士の有資格者が行政書士試験の直前に気をつけていたこと試験直前にやっていたことを紹介します。

行政書士試験はいつ行われるの?

行政書士試験は11月の第2日曜日に行われます。年によって具体的な日付は異なりますが、おおむね11月の10日前後が試験日です。

行政書士試験を受ける人はこの日付に合わせて計画を立てて勉強を進める必要があります。ただ、勉強の進め方は個人によりかなり差があり、試験直前に何をするかも受験者によってかなり違っています。だからこそ「何をすべき?」と迷う方は少なくありません。

行政書士試験の直前に気をつけていたこと

行政書士の有資格者である私が気をつけていたことは5つです。

・行政書士試験の範囲を見直しする

・無理のない範囲で過去問に取り組む

・とにかく記述式試験に集中する

・体調を整える

・体を朝方にする

行政書士試験の範囲を見直しする

行政書士試験の直前に気をつけていたのは、定期的に試験範囲の知識を見直すことです。

しっかり行政書士試験の勉強をしていたつもりでも、仕事や生活に追われているとどうしても細かなポイントを忘れてしまいます。実際に試験を受けてみて「勉強したはずなのに忘れた」「試験前までは覚えていたんだけどな」となっては悔やみきれません。だからこそ、行政書士試験の直前には、定期的に試験範囲の知識・教科・テキストを見直すようにしていました。

ただ、勉強にのめり込みすぎると、かえって墓穴を掘ってしまいます。「勉強不足ではないか」「変則的な応用問題が出るのではないか」と不安になってしまい、必要以上に足掻いてしまい、かえって精神的な疲労状態になってしまいます。

なので、行政書士試験の直前に気をつけていたのは「試験範囲の知識を見直すこと」「ただし、一通り勉強しているのだから、必要以上に焦って悪い方向に足掻くのはやめること」「足りないと思って追加で知識をどんどん入れるのは控えること」でした。あくまで自分が勉強した範囲に留めて見直ししていました。

無理のない範囲で過去問に取り組む

テキスト・試験範囲の見直しと同時に、過去問にも無理のない範囲で取り組んでいました。とはいえ、かなりしっかり勉強していましたので、過去問や問題集については、問題や選択肢をすでに暗記している状態でした。生活に影響が出ない空き時間などで、無理のない範囲で過去問題やテキストをぱらぱらと見直し、知識を忘れないように気をつけていたのが試験直前です。

とにかく記述式試験に集中する

行政書士試験の前に特に気をつけて力を入れていたのは記述試験対策です。隙間時間に過去問や各社から出ている問題集、テキストなどを見直していましたが、それ以上に記述式試験はかなりがっつりと取り組んでいました。過去問題だけでなくテキストの記述式問題を解き直すなど、試験直前に一番時間を使って気をつけたのが記述式の対策かもしれません。

行政書士合格を目指す方はご存じの通り、記述式問題は試験の中でも「問題数が少なく配点の大きい問題」です。記述式試験を運悪く落としてしまうと、配点の関係上、合格からかなり遠のいてしまうと言えるでしょう。合格のためにも、どうしても記述式はしっかり点数を取りに行く必要がありました。

試験直前の対策として、記述式試験にはとにかく力を入れました。実際の試験でも手ごたえを感じたので、直前に力を入れると共に気をつけていて良かったと思っています。

体調を整える

行政書士試験前に体調を崩しては意味がありません。覚えた知識を最大限活かすためにも、やはり体調管理には気をつけていました。

これは仕事や他の試験にも言えることですが。まず重要なのは「自分はどんなことで体調を崩しやすいのか」を把握することだと思っています。

たとえば、夜遅くまでの外出は疲れやすいだとか。冷たいものを2杯以上飲むとお腹を壊しやすいとか。コーヒーを飲むと頭痛がするとか。こういった行動による体調の崩しやすさは人によって違い、それぞれの人に「これをやると体調を崩す」「不調になる」があるはずです。

行政書士試験で体調を崩さないように、自分の体調を崩しやすい行動・事柄について改めて把握し、試験前には控えるよう気をつけました。また、よりベストなコンディションで試験を受けるため、生活にも無理がないように気をつけていました。基本中の基本ですが大切なことではないでしょうか。

体を朝型にする

私生活の事情でどうしても夜型になってしまうことがあります。しかし、行政書士試験が行われるのは日中です。夜型のままだと日中に眠くて本来の力を発揮できません。夜型になっている場合は朝型に戻しておかなければいけません。行政書士試験で力を発揮するために睡眠時間の調整などに気をつけました。

行政書士試験の直前にやっていたこと

行政書士試験の直前には、次の3つのことをやっていました。

・精神的なリラックス

・成功のイメージの刷り込み

・神頼み

精神的なリラックス

行政書士試験の直前にやっていたのは、精神的にリラックスするよう努めることです。

試験前ともなれば、やはり緊張します。しかし、緊張したままだと、試験中に緊張からケアレスミスをするかもしれません。それに、心身が緊張したままだと休息の質も悪くなってしまいます。

試験直前ならとにかくテキストや過去問を見直すべきと思う方もいるかもしれませんが、私の場合はむしろ「やることはやったから」と自分に言い聞かせて、心と体を休めることに重点を置いていました。

成功のイメージの刷り込み

行政書士試験の直前になるとやはり不安でネガティブな想像ばかりしてしまうものです。

自分が勉強していないところが出てしまったらどうしよう。記述式問題を落としてしまったらどうしよう。受験やテストの直前などは、やはり悪い想像もしてしまうものですよね。

行政書士試験直前は特にネガティブな想像はしないようにしていました。気分がどんどん落ち込んでしまい、勉強中は簡単に解けていた問題が、ネガティブな気持ちになってしまうと、難問に感じてしまうからです。

成功する。きっと合格する。こんなふうにポジティブ・成功のイメージを自分自身に刷り込んでいました。

試験に合格するよう神頼み

行政書士試験の直前は試験に合格するよう神頼みしていました。

特にお守りを買ったりはしていないのですが、「自分の実力を発揮できるように」と神頼みです。逆に言うと、神頼みやポジティブ思考、リラックスをするくらいしか直前にやることはなかったかもしれません。

試験の直前まで勉強はやり切った感があったので、後は「まあ、神頼みでもしておくか」くらいの感じでしたね。

最後に

行政書士の有資格者が行政書士試験前にしていたことを紹介しました。

行政書士試験前に特に力を入れたのが、

・記述式問題

・成功のイメージ

の2点です。

記述式問題は特に配点が大きいので、落とせば地獄、取れれば天国です。個人的に絶対取りたかったので、記述式問題については最後まで力を入れました。後は、悪い想像より良いイメージを持つことです。

行政書士試験を受ける方は、それぞれ試験直前の過ごし方があると思います。もし試験直前の過ごし方で迷っているのなら、参考にしていただければと思います。

→以前にお願いしたヒアリングを元に試験合格者の体験談として紹介します

→行政書士試験は秋なので、今の時期に良いかと思いました