行政書士など士業の資格試験を受験するとき、「テキストを安く購入したい」という方は少なくありません。
士業の資格試験の場合、テキストの厚さも冊数もかなり多いです。そのため、受験する士業資格にもよりますが、テキスト代だけで数万円以上かかることがあります。
テキストの購入費用だけで「受験……無理かも」と困ってしまう方もいます。テキストを購入するためにお金を積み立てしていた。私の知り合いの中にも実際にこんな方がいますので、士業試験を受けるときのテキスト代は頭の痛い問題だと言えるでしょう。
そこで今回の記事では、行政書士試験のテキストをはじめとして、士業試験のテキストを安く購入する方法をご紹介します。テキスト代で困っている方や、これから勉強をスタートしようと考えている方、少しでも節約したい方はぜひ参考にしていただければと思います!
目次
行政書士のテキストを購入する方法
行政書士など士業のテキストを購入する方法は5つあります。
- 一般の書店で購入する
- ネットの通販サイトや書店で購入する
- 電子書籍サイトで購入する
- 古本屋で購入する
- オークションサイトで購入する
行政書士のテキストは必ず購入する必要はありません。
購入する方法の他にも、「人にもらう」「講座に申し込んで受け取る」などの方法があります。
たとえば近くに行政書士など士業試験をパスした人がいれば、その人に使わなくなったテキストをもらう方法があります。その人が譲ってくれる場合、安いどころかタダでテキストを入手できる可能性があるわけです。
また、行政書士などの難関試験は、通信講座や通学するタイプの資格試験の学校が充実しています。こういった通信講座などに申し込むと、その講座で使うテキストを送ってもらえます。通信講座や資格試験の学校に通うことでもテキストを入手できるわけです。
行政書士試験のテキストを安く入手する方法はどれ?
行政書士のテキストを安く手に入れる方法は、
- 古本屋での購入
- 電子書籍サイトでの購入
- ネット通販での購入
- オークションサイトでの購入
の4つです。
4つの方法の説明と、それぞれの注意点について説明していきます。
古本屋で安く購入する方法
古本屋で購入できるのは中古本ですから、新品の本より安く購入できます。
したがって、行政書士のテキストを安く購入したいときは、ネットや実店舗の古本屋から入手する方法があります。この方法は本を安く買いたいときの代表的な方法ではないでしょうか。
近くに古本屋の実店舗がある方や、いつもネットの古本屋から本を買っている方にとっては最も身近で、思い浮かびやすい方法かもしれません。
ただ、この方法には注意したいポイントが2つあります。
2つの注意点から、安く行政書士など士業のテキストを入手したいときには、あまりおすすめしていません。
古本屋で安くテキストを買いたいときの注意点
古本屋でテキストを買うときの注意したいのは在庫です。
古本屋では行政書士など資格試験のテキスト自体はよく扱っているのですが、テキストが全巻そろっていないケースや、一部のテキストしか扱っていないケースも少なくありません。
行政書士をはじめとして士業の資格試験のテキストは勉強範囲も広いため、テキストも1冊で納まらず、数巻くらいになっていることが多いのです。
古本屋の実店舗では特に「1巻は置いているが、2巻以降がない」「1巻と3巻は置いているが、2巻はない」といったケースが多く、テキストをまとめて全巻入手するのはなかなか難しいと言えます。
大きな都市であれば近隣に何軒も古本屋があり、古本屋巡りをすることでテキストを全巻入手できることもあるでしょう。地方都市では近隣にたくさん古本屋があるようなケースも珍しいでしょうから、古本屋の実店舗だけで必要なテキストをすべて入手するのは難しいかもしれません。
ネットの古本屋でも、以外と必要なテキストを全巻揃えるのは難易度が高いので、注意したいポイントになります。
電子書籍サイトで安く購入する方法
テキストに限らず本を安く購入したい場合、電子書籍サイトという選択肢もあります。
私の知人の場合、本を安く買いたい方や「自宅の本棚がいっぱいで」という方は、資格試験のテキストに限らずよく電子書籍サイトを利用しているようです。
電子書籍サイトは購入時にポイントが付与されることも多く、登録などで電子書籍を安く購入できるクーポンなどをもらえることがあります。こういったポイントやクーポンを活用することで、テキストをかなり安く購入できます。
私の場合も、以前に1,200円くらいの一般書籍をクーポンとポイントを使うことで、100円くらいで購入できたことがあり、「こんなに安く買えるんだ」と驚いたことがあります。ですので、「とにかく安さ重視!」という方の場合はおすすめの方法です。
電子書籍サイトで安く購入するのはおすすめ?注意点
とにかく安さだけを重視するなら電子書籍サイトはおすすめの購入方法です。
実際にクーポンやポイントを駆使すれば、テキスト代がかなりお得になることでしょう。しかし、電子書籍サイトでの購入には2つの注意点があり、私はあまりおすすめしていません。
- 電子書籍先とは資格試験のテキスト関係はあまり豊富に扱っていない
- 実物の本がないので、書き込みやマーカーでの線引きができない
資格試験の勉強をする方はそれぞれ自分流の方法で勉強している方が多いと思います。中には資格試験のテキストに補足的な知識を書き込み、自分流の教科書のようにする方もいらっしゃいます。
私の知人などは資格試験に合格しても、自分が書き込んだテキストを教科書代わりにしているようです。とにかく書き込む方法で勉強している方は、やはり少なくない印象です。
電子書籍は実物の本がありませんから、自分の好きに書き込んだり、ページを折ったりできません。また、電子書籍のデータが消えてしまったり、タブレットなどの充電切れなどで勉強したいときにすぐに勉強できなかったりすることもあるわけです。
本の実物がないということは、資格試験の勉強をする上で意外と不便だと言えるでしょう。勉強しにくさなどから、電子書籍はあまりおすすめしません。
さらにもう一点。電子書籍サイトは扱っている書籍にかなりばらつきがあります。資格試験系のテキストの種類が乏しいサイトや、あまり扱っていないサイト(漫画中心など)も多いので、意外と資格試験のテキスト類は購入しにくいのです。こういった事情もあるため、電子書籍はあまりおすすめしません。
ネット通販で安く購入する方法
ネット上には書籍を扱っている通販サイトや、通販に対応している本屋のサイトなどもあります。こういったサイトで購入する方法もおすすめです。
ネット通販のサイトの中には書籍なども含め、値引き価格で売っているところもあります(Amazonなど)。そういった通販サイトで購入することで、資格試験のテキストを安く購入できます。
また、Amazonなどのサイトでは、利用・購入でポイント還元を受けられます。Amazonや楽天などではクレジットカードとの紐づけでポイントを使うことも可能です。
通販サイトそのもののポイントとクレジットカードのポイントをダブルで使うことで、(持っているポイント数次第ですが)ほぼタダ同然でテキストを購入できることがあります。
ネット通販で資格の本を安く買いたいときの注意点
ネット通販で資格のテキストを購入するときは、「中身をチェックできない」という難点があります。
実店舗の本屋では中身をチェックして購入できることも多いのですが、ネット通販では読み比べでテキストを選ぶことが難しいです。
そのため、事前に「これだ」と思える行政書士など資格関連のテキストをチェックしておき、購入はポイント割引が使えるネット通販の利用という流れがおすすめです。
オークションサイトで安く購入する方法
オークションサイトには行政書士をはじめとして、さまざまな資格試験のテキストが安く出品されています。
特に資格試験が終わった直後は、「もう使わない」「新しいテキストを買うつもり」「資格に合格したからもういらない」という人たちが、自分が使っていたテキストを安くまとめて出品することが多いです。
こういったテキストは巻数・教材がそろっており、比較的新しく勉強に使いやすいものが多いので、重宝します。
ネットオークションはおすすめ?安く買いたいときの注意点
行政書士など資格のテキストを安く購入したい場合、ネットオークションはかなりおすすめの方法です。
ネットオークションではその年に資格試験を受けた人が「もういらないから」とテキストをまとめて出品していることが多いので、行政書士だけでなく、弁理士や司法書士、税理士などのテキストを安く購入したいときにもおすすめです。
行政書士のテキストを安く入手したいときにおすすめする方法
行政書士など士業試験のテキストを安く入手したいときにおすすめの方法は、「オークションサイト」や「ネット通販」です。
基本的にはオークションサイトに出品されている、
- テキストが全巻そろっているもの
- 今年あるいは去年のものなど、新しいもの
以上の2つの条件を満たすテキストを安く購入することをおすすめします。
ネット通販の場合、どのネット通販でもおすすめというわけではありません。ポイントで購入できるようなネット通販はポイント値引きで安く買えますので、そういった通販サイトで買うと、市販の価格よりかなり安く買える可能性があるため、おすすめです。
行政書士のテキストを安く入手したいときにおすすめしない方法は?
行政書士のテキストを安く入手したいときにおすすめしない方法は、
- 一般書店での購入
- ポイント割引のない通販サイトや書籍販売サイトでの購入
- 通信講座や資格試験の予備校でのテキスト入手
です。
こういった購入方法は原則的に「定価での購入」になりますので、テキストを安く買いたいときにはあまりおすすめしません。割引を受けられず、定価での購入になるからです。
通信講座でのテキスト入手は、「テキストだけ欲しい」という方には不向きです。通信講座や予備校込みの価格になってしまうからです。資格試験の教本だけ欲しい場合は別の方法の方が断然安く入手できます。
行政書士試験のテキストを安く手に入れる方法とは?|最後に
行政書士など士業の資格試験のテキストを安く手に入れる方法をご紹介しました。
資格試験のテキストを安く手に入れたいなら、基本的にはポイント割引が使えるネット通販サイトや、ネットオークションがおすすめです。電子書籍サイトでも安く購入できますが、ネット書籍だと勉強しにくいので、個人的にはあまりおすすめしていません。
なお、ごく稀にですが、TSUTAYAのような店では、本のワゴンセールをやっていることがあります。
私もたまたま見かけたことがあり、そのときは半額で英語の資格試験のテキストを購入できました。
こういった店で本のワゴンセール(投げ売り)を見かけたら、受験したい資格試験のテキストが売られていないか覗いてみると良いでしょう。運が良ければかなり安く新品のテキストを入手できます。
