金メダルはお金になるのか?大谷選手の税金はいくら?お金の素朴な疑問

テレビでスポーツ選手の活躍を見ていると「税金をどのくらい払っているものだろう」「金メダルをもらったとして、売却できるのだろうか」など、お金に関連付けていろいろ想像してしまうことはありませんか?

(私は大いにあります)

たとえば大谷翔平選手などは多額の報酬をもらっている選手として有名ですが、「じゃあ、どのくらい税金で取られるものなのか?」なんて思ってしまいますよね。

パリオリンピックも終わったばかり。日本は金メダル、メダル数共に海外大会での獲得数が過去最多とのニュースが流れました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240811/k10014545621000.html

こういったニュースが流れると「自国の選手が頑張ってくれて誇らしいな」という気持ちと同時に、「もらったメダルって売れるのだろうか?」などとも考えてしまうわけです。気になったりしませんか?

そこで今回の記事では、大谷翔平選手やオリンピックのメダルなど、ニュースに関連付けたお金の疑問点について調べた結果を解説したいと思います。お金に関する気楽な読み物として楽しんでいただければと思います。

大谷翔平選手の税金事情!税金はいくら?どこに納めるの?

大谷翔平選手の年棒は7,000万ドル(日本円換算で年101億5,000万円)とのことでした。10年総額で何と7億ドル(日本円換算で1,015億円)とのことです。

これだけお金があれば「最高級のホテル住まいも余裕でできてしまう」「今日にでももうFIREで悠々自適生活できてしまう」と思ってしまいますよね。東京の一等地に現金一括で豪邸を買うこともできてしまいます。そもそも、大谷選手くらいの報酬だと「何に使えばいいのか」迷うどころか、凄すぎて想像すらできない域ですよね。

そんな超ビッグマネーを稼いでいる大谷翔平選手の税金事情や時給など、やはり気になってしまいますよね。大谷選手の税金や時給などお金のことが気になってしまったので調べてみました。一問一答式に結果を説明して行きます。

大谷選手が納める税金はいくら?

大谷選手自身が「税金はこのくらい!」とはもちろん公表していませんが、アメリカの税率で計算すると、大谷選手の税金の納付額は1,015億円の半分以上の額になると言われています。

大谷選手の年棒は7,000万ドル(日本円換算で年101億5,000万円)。うち、3,763万ドル(日本円換算で55億円ほど)が税金で取られてしまう計算です。

税金の内訳はアメリカの連邦政府の税金が約37%、カリフォルニア州の税金13%ほど。この他、公的医療保険や州の損害保険などの金額が上乗せされ、年棒の半分以上は持って行かれるという計算です。

日本で言うところの所得税や住民税、健康保険などで年収の半分以上持って行かれるという感じでしょうか。「大谷選手凄く稼いでいるな」と思いましたが、税金事情を見ると「半分以上持って行かれるのか。気の毒だな」とも思ってしまいます。

日本で仕事をしている人(私も含め)「税金で半分以上持って行かれます」となると、労働意欲が激減するのではないでしょうか。それでも結果を出し続けているのですから、大谷選手はやはり凄いのだなと思います。

税金はどこに納めるの?日本?

大谷選手はアメリカのカリフォルニア州に住んでいると言われています。したがって、税金の納付先もアメリカ/カリフォルニア州になります。

ただ、出身は日本ですから、仮に日本で何らかの所得が発生した場合は話が別です。それぞれの所得の発生した国、税金の性質、所得の性質などに従って、適宜税金を納めることになります。

大谷選手の時給や日給はいくら?

大谷選手の年棒/10年の稼ぎを時給や日給に換算すると、以下のような計算結果になります。

時給 / 116万円

日給 / 2,781万円

大谷選手は日給だけでほとんどの日本人の年収を超えてしまいますね。

日本の平均時給は2024年秋の段階で1,055円くらいです。日本の会社員の給料が月30万円だと仮定した場合、日給は1,923円ほどになる計算です。大谷選手の日給や時給と比較してみると、「桁が違い過ぎる」と、呆然としてしまいますよね。

なお、大谷選手の秒給を計算すると、322円ほどになるそうです。2秒働くとコンビニ弁当が買えてしまうので、一食分まかなえてしまいますよね。

1,015億円の札束はどのくらいの高さになる?

1万円札を大谷選手の10年分の稼ぎである1,015億円分積み重ねると、どのくらいの高さになるのでしょうか。

1万円札の厚さは1枚で約0.1ミリになっています。100万円分の札束で1センチほどの高さになり、1億円で1メートルほどの高さになる計算です。

1億円=1メートルですから、1,015億円だと1,015メートルになります。かなりの高さであることは分かりますが、「具体的にどのくらい高いの?」と首を傾げてしまいますよね。

日本の高い建物の代表格であるスカイツリーは634メートルです。大谷選手が稼いだ1,015億円を重ねると、スカイツリーの高さを余裕で超えてしまうことになります。

なお、2023年時点で世界一高い建物はドバイにあるブルジュ・ハリファになっています。ブルジュ・ハリファの高さは828メートル。2023年の時点で世界一高いドバイの建物より大谷選手の10年間の稼ぎの方が(メートルという意味で)高いという結果です。

大谷選手の1,015億円でできることは?

大谷選手の10年間の年棒である1,015億円があればさまざまなころができます。

これだけのお金があった場合、できないことを探した方が早いかもしれません。

高級ホテルにも泊まり放題ですし、高価な美術品から不動産まで買えてしまいます。「あれをやってみたい」ということがあれば、お金の問題で悩む必要のない金額ですよね。1,015億円あれだ「大体のことができる」が結論です。ただ、これでは具体性がないので、何かたとえ話を出してみようと思います。

ニュースでよく取り上げられている大阪万博。大阪万博の予算は1,000億円だと言われています。

大谷選手の稼ぎである1,015億円があれば、ひとりで万博規模の催しを開くことも可能です。

1,015億円で買えるものとは?

1,015億円あれば、日本の大抵のものが買えてしまいます。

高級車に豪邸、仕事をしなくていい事由……などなど。

倫理や道徳、法律を抜きにして考えれば、権力も買えてしまいかもしれません。ただ、「何でも買える」では具体性に欠けますので、1,015億円あったら買えるものをもう少し具体的に説明したいと思います。

たとえば高級車のポルシェ。ステータス性が高く富裕層がよく買っている車としても知られています。ポルシェを買う場合、1,015億円あれば2,470台以上買えてしまいます。フェラーリであれば3,400台ほど買えるのだそうです。

マクドナルドのハンバーガーは1,015億円で6億個買えますので、日本人ひとりあたり5個奢ってもらえる計算です。うまい棒なら約8億4,600万個買え、吉野家の牛丼並盛りなら2,168万杯食べられます。

正直、うまい棒や吉野家の牛丼並盛りに換算しても、多すぎて想像できませんよね。

パリ五輪でメダル多数!金メダルは売れるのか?

2024年のスポーツニュースと言えば、パリオリンピックも忘れられません。日本は多くのメダルを獲得したとのことで、大きな話題になりました。

せっかくなのでメダル関係のお金の疑問についても簡単に取り上げてみたいと思います。

金メダルの価値はどのくらいか?

金メダルを取った選手にとって、そのメダルは金額に置き換えることのできない価値があることでしょう。

ただ、金や銀と言われると、見ている側からすると「どのくらいの金額なの?」なんて思ってしまうもの。金メダルは日本円換算でどのくらいの価値があるのでしょうか?

調べてみたところ、金メダルの価値は日本円で15万円ほどだそうです。

金相場の状況によってはもう少し高い価格になるかもしれません。また、金相場が下がってしまうと、日本円換算の価値も、やはりもう少し下がってしまうことでしょう。

金メダルというとどうしても「凄く高いもの」という印象があります。純粋な日本円換算の価値は、月給くらいの価値になっていますので、凄く高いというわけではありません。

なお、金メダルにはプレミアが上乗せされます。「この選手が取った金メダル」「このオリンピックのメダル」といった価値が上乗せされますので、実際に売るとしたら、そうしたプレミアのことも考える必要があります。

銀メダルや銅メダルの価値はどのくらい?

銀メダルの価値は7万円~8万円くらいです。

銅メダルの日本円換算の価値は150円くらいだと言われています。

銀メダルと銅メダル。どちらも「この人が取ったメダル」「このオリンピックとしてのメダル」といった価値が上乗せされますが、メダル自体を日本円換算したときの価値が凄く高いというわけではないようです。

オリンピックの金メダルは売却できるのか?

結論から言うと売却できます。

実際にオークションなどで金メダルが売却された記録が残っています。

たとえばウクライナ代表として1996年のアトランタオリンピックに出場したウラジミール・クリチコ選手は、自身が獲得したボクシングの金メダルをオークションで売却しています。落札価格は何と1億円。氏は落札金額で子供たちのための基金を設立しました。

このように、オークションなどで金メダルを売却することは可能です。

また、金メダルの素材には少なからず金が含まれていますので、金属/貴金属の買取をしている業者に持ち込めば買ってくれる可能性があります。

有名な選手であれば、ネットやマスコミなどで呼びかければ「自分が買いたい」という人が出てくるかもしれないですね。

まとめ|大谷選手の税金は特に凄かった

大谷選手の税金や10年分の年棒で買えるもの、金メダル売却の可否などを取り上げました。

大谷選手の税金や稼ぎで買えるものなどは、もはや金額が桁違い過ぎて「具体的に説明されても想像できない」という域にきているのではないでしょうか。私自身もいろいろ調べながら、ここまで多いともはや想像できないと感じてしまいました。

今回は大谷選手やオリンピックのメダルに関する雑学を取り上げました。いずれ別の記事で、お金に関する別の雑学なども取り上げてみたいと思います。