米が高い今だからこそ投資したい!株主優待で米がもらえる会社や最低投資額目安を紹介

日本では主食である米の価格が高騰しています。

スーパーやホームセンター、米屋などに並んでいる米袋を見ると、「こんなに高かったっけ?」という価格になっていますよね。物価全体が高騰傾向だったものの、米は急に価格が高くなった印象があります。だからこそ「我が家は毎日お米を食べるのに」と困っている方も多いことでしょう。

お米は株主優待で受け取ることも可能です。

今回は分散投資したい方や株式投資に挑戦してみてい方、株式投資と家計のお得さを両立させたい方に、お米がもらえる株主優待(付きの株式)をご紹介したいと思います。

株主優待でお米がもらえる株式や最低投資額の目安など

株主優待でお米がもらえる会社が意外とたくさんあります。

株主優待の内容がお米になっている会社を順番にご紹介します。

なお、各会社のところでご紹介する投資の目安金額は2025年8月末日の株価で算出したものです。

株価は常に変動しますので、投資を決める際は最新の株価・情報を確認することをおすすめします。

TBK

自動車や機械部品関連の会社です。

こちらの会社はQUOカードとお米が株主優待になっており、所持している株数に応じてお米がもらえる仕組みになっています。

株主優待としてお米がもらえるのは500株からで、500株以上1,000株までが山形県産のブランド米2㎏という優待内容です。1,000株以上になると5㎏以上のお米を株主優待として受け取れます。

https://tbk-jp.com/ir/faq/

TBKからお米を株主優待として受け取るためには、500株以上投資しなければいけません。

500株ほど投資する場合の金額目安は16万円前後です。

積水ハウス

積水ハウスは大手の住宅メーカーです。

「住宅メーカーがお米?」と意外かもしれませんが、積水ハウスの株主優待もお米になっています。

お米は魚沼産コシヒカリになっており、優待を受け取れるのは1,000株~です。

https://www.sekisuihouse.co.jp/library/company/financial/holders/yutai/zotei.pdf

なお、2025年8月末日の株価で計算すると、積水ハウスの株式を1,000株以上購入する場合、300万円以上のまとまった資金が必要になるという計算結果です。

300万円以上出して5㎏のコシヒカリですから、「お米のために株式を買うのはちょっと」と思うかもしれません。ただ、分散投資や、有名な会社の株式を持ちたいという方には良いかもしれません。

システムインテグレータ

システムインテグレータはECサイト構築やEC・オムニチャネル事業などを行っている会社です。

こちらも会社も株主優待が米で、所持している株数に応じてもらえるお米の量が増える仕組みです。

お米の株主優待は200株から受け取れます。16,000株以上になると株主優待のお米の量が10㎏になります。

https://corporate.sint.co.jp/ir/stock/dividend

お米の株主優待は200株からで、200株取得するための金額の目安は9万円前後になっています。

手頃か株式を探している方にもこちらの会社の株はおすすめです。

オプティム

オプティムは土木や農業のDX支援などを行っている会社です。

こちらの会社の株主優待は、1,500円相当の優待商品となっています。

優待商品の中には「スマート米5kgの定価の25%OFF相当」があります。

https://advance.quote.nomura.co.jp/meigara/nomura2/users/kabunushi/yutai_d.asp?RCODE=3694

オプティムの株主優待をもらうためには100株以上の取得が必要です。

投資金額の目安は大体6万円前後になります。

サカイ引越センター

サカイ引越センターは大手の引っ越し運輸会社です。

引っ越しという事業内容とは特に関係ありませんが、株主優待の内容はお米またはQUOカード、寄付という選択方式になっています。

お米を選んだ場合、100株以上の投資でお米5㎏がもらえます。

https://www.hikkoshi-sakai.co.jp/ir/info/yuutai.html

お米をもらうために100株購入する場合、投資金額の目安は30万円前後です。

丸三証券

丸三証券は東京都に本店を置く証券会社です。

丸三証券の株主優待にもお米があり、100株の投資で海苔、1,000株以上の投資で魚沼産コシヒカリ3㎏となっています。

1,000株の投資に必要な金額は97万円くらいです。

https://www.marusan-sec.co.jp/kaisya/

テクノメディカ

テクノメディカは医療系の会社です。

株主優待も医療系と思いきや、意外なことにお米になっています。

株主優待であるお米を受け取るためには100株以上の投資が必要です。

100株購入のための投資金額の目安は20万円くらいになっています。

https://www.technomedica.co.jp/t01/ir/yutai.html

なお、会社のホームページにも注意書きがありますが、昨今の米不足の影響で、今まで株主優待にしていたお米と違う銘柄のお米に変更される可能性があるそうです。

お米の優待のことも考えて投資する方は、投資の際は念のための会社のホームページの優待情報をチェックした方がいいでしょう。

ライドオンエクスプレスホールディングス

ライドオンエクスプレスホールディングスは宅配寿司「銀のさら」などを事業内容とする会社です。

こちらの会社には、お米に欠かすことのできないお米が株主優待になっています。

ライドオンエクスプレスホールディングスの株主優待は「銀のさら」などで使える優待券、あるいはお米です。好きな方を選べる仕組みになっています。

ライドオンエクスプレスホールディングスの株式を100株以上持っていると、株主優待としてお米2㎏がもらえます。100株に投資する場合の金額の目安は10万円前後です。

300株以上の保有になると、お米2㎏×2袋が株主優待になっています。

https://ir.rideonexpresshd.co.jp/ja/yutai.html

株主優待でお米券がもらえる会社や投資金額の目安

お米そのものではなく、お米券がもらえる株主優待もあります。

株主優待にお米券がもらえるのは、小林洋行などです。

なお、お米がもらえる会社のご紹介と同じく、お米券がもらえる会社の投資金額の目安についても2025年8月末日の株価を参考にしています。

各会社に投資する際は、最新の株価や株主優待情報をチェックしてください。

小林洋行

小林洋行は不動産賃貸などを行っている会社です。

そんな小林洋行の株主優待はお米券になっています。

小林洋行は株式の所持数によってもらえるお米券の枚数が増える仕組みです。

また、株式の保有年数も関係しますので注意してください。

100株1年以上の保有でお米券2枚。1,000株1年以上の保有でお米券5枚になっています。

100株の投資に必要な金額は3万円前後が目安になっています。

https://www.kobayashiyoko.com/ir/stock/benefit/rice/

TPR

TPRはピストンリング事業やシリンダライナ事業を手がける会社です。

会社の事業内容は動力機器・部品系ですが、株主優待の内容はお米券になっています。

TPRの株主優待は株式の保有年数、所有株数によって受け取れるお米券の枚数が変わる仕組みです。

100株以上500株未満の場合、保有年数1年未満でお米券3枚、1年以上でお米券4枚、3年以上でお米券5枚、5年以上でお米券6枚になっています。

500株以上1,000株未満の場合、1年未満の保有でお米券6枚、1年以上でお米券8枚、3年以上でお米券9枚、5年以上でお米券 10枚です。

1,000株以上だと、1年未満の保有でお米券10枚、1年以上でお米券13枚、3年以上でお米券14枚、5年以上でお米券15枚になっています。このように持っている株数と保有年数に応じてお米券が増えるわけです。

TPRの株式を100株買うときの目安費用は24万円くらいになっています。500株の投資で120万円、1,000株の投資で240万円くらいが目安金額です。

https://www.tpr.co.jp/ir/stock/dividend/

お米がもらえる株式に投資するメリットとデメリット

お米の株主優待がある株式に投資するメリット、デメリットについて補足します。

お米がもらえる株式に投資するメリット

お米がもらえる株式に投資するメリットは、投資と家計のお得さを両立できるところです。

2025年8月現在、米の高騰が問題になっています。株主優待がお米やお米券になっている株式に投資することで、株式投資・資産運用ができ、さらに株主優待でお米の購入費用をいくらか節約できることでしょう。

お米やお米券が株主優待になっている会社への投資は、資産運用と家計の両方にメリットがあるわけです。

お米がもらえる株式の投資するデメリット

株主優待でお米がもらえる会社に投資するデメリットは、お米だけが目的で投資すると後悔する可能性があるところです。

今回ご紹介した中には10万円以下で株主優待の対象になる株数を購入できる会社もあります。ただ、10万円あればお米を100㎏以上買えるでしょうから、お米だけを目的に株式を買うことは金額面で損だと言えるでしょう。お米だけが欲しければ普通に買った方がお得です。

株式を選ぶときに「せっかくだからお米やお米券がもらえる株式にしよう」と選ぶ参考にするなら資産運用・家計の節約の両得になりますが、お米だけが目的だと金額面で損することがデメリットになります。

株主優待で米がもらえる株式|まとめ

株主優待にはさまざまなタイプがあり、中にはお米やお米券がもらえるものもあります。

お米は価格高騰が続いていますから、投資した会社からお米やお米券がもらえたらお得ですよね。

今回ご紹介した株式の中には10万円あれば投資できるものもあります。

株式選びで悩んでいる、あるいは株式投資をはじめてみたいと考えているなら、株式を選ぶ際の参考にしていただければと思います。